いわゆる「ねこじゃらし」という名でお馴染みの「エノコログサ」です。繁殖力が強いため、空き地で繁茂していますよ。イネ科エノコログサ属の一年生雑草です。生育期間は、5~10月とのことです。
色々な種類の「エノコログサ」があるようですが、この黄緑色の「エノコログサ」。とても綺麗ですよね。ふわふわとしていて、形もしっぽのようで。すごく愛着がわくんですよね。
エノコログサは、犬の尻尾のような花穂をつけるため、「犬っころ草」と呼ばれたのがいつのまにか、エノコログサと音が変化していったそうです。そのため、漢字の表記は現在でも「狗尾草」と書きます。また、見た目は、猫が遊ぶおもちゃに似ているため、「ねこじゃらし」と呼ばれています。
エノコログサの先端は、ノギと呼ばれる、トゲ状のものでできていて、犬や猫の体に付着すると、肺や脳といった体の内部にまで侵入してしまい、場合によっては、重大な症状を引き起こすことがあるそうですよ(死を招くことすらあり)。
このエノコログサだけでなく、オヒシバ、ススキなども注意が必要です。
「エノコログサ」などの植物が生い茂った場所に犬や猫を放置するのは控えたほうがよいでしょう。
また猫の場合、ねこじゃらしを用いて猫と遊ぶ場合は必ず飼い主が監督し、部屋の中に放置しないことをお勧めします。猫のおもちゃとして使うと、穂先を丸ごと飲み込む危険性があるそうで、実際に飲み込んで、消化できずに、苦しんだ猫もいるそうです(排便もできず)。
エノコログサには毒性はありません。アワの原種であり、食用としても利用もできるようですね。炒めると香ばしい味が楽しめますが、アワのように美味しくはないそうです。
エノコログサは、日当たりの良い場所を好み、道端や空き地などでも広く繁茂するのが特徴です。日本全国のどこの地域でも見られるポピュラーな草で、繁殖力の強さから、庭や畑では雑草として駆除の対象となっています。根は地表を這うように広がっており、駆除するのが厄介な雑草でもあります。身近に生えている雑草なだけに、気をつけてあげてくださいね。
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最後まで読んでくださりありがとうございます。
・猫から、「エノコログサ」の、ノギが見つかった場合は、なるべく獣医師に相談するのが良いそうですよ。
ペットだけでなく、お子様も気をつけたほうが良いですね。
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