朝顔は、ヒルガオ科・サツマイモ属に分類されるツル性の一年草です。朝顔の開花期は6〜10月頃。葉が三つに分かれていて、日が昇る前に青や紫のラッパ型の花をたくさん咲かせ、昼前にはしぼんでしまうのが特徴です。
一般的な朝顔は、梅雨から梅雨明けくらいまでが開花のピークで、真夏が過ぎ去った9〜10月頃になると品種改良で生まれた秋咲き品種がピークを迎えるそうです。
日中や夕方、夜に朝顔に似た花を見かけることがありますよね、そのような朝顔は、一般的な朝顔ではなく、朝顔の仲間なんです。朝顔は非常に種類(朝顔の仲間)が多いことで知られています。
朝顔は、数年前に苗を頂いて育てたことがありました。とても綺麗な花を咲かせ楽しませてくれました。
この道端の朝顔は、一般的な朝顔ではないと気づきました。葉っぱがハートの形をしてるんです。調べてみましたら、こちらの朝顔は「マルバアサガオ」という名前の朝顔の特徴をいくつかを持ち合わせているんです。
まず、葉の形がハート型でしたら「マルバアサガオ」の可能性が高いということです。国内には1700年代に観賞用として渡来し、葉が丸っこいハート形であることから、「マルバアサガオ」と呼ばれているそうです。夏に直径8cmほどの紫色の花を次々と咲かせます。花期が長いそうです。
花色は紫色が多いのですが、ピンク色、白色、赤紫色などの花色もあるようですよ。
「マルバアサガオ」は、こぼれたタネから雑草と化し繁茂しやすい特徴があり、道端や荒れ地などで野生化してしまうこともあるそうです。
江戸時代には、2度の朝顔ブームというものがあったそうで、それを機に品種改良が盛んに行われるようになりました。今と同じように、人に喜びや豊かさをもたらす観賞用の植物として親しまれたそうです。
朝顔の仲間は非常に多く、他にも西洋アサガオ、チョウセンアサガオなど、数えきれないくらいの品種が存在します。一般的な朝顔を区別するために「和アサガオ」「日本朝顔」と呼ぶこともあるそうです。
朝顔の基本情報に当てはまらない、例えば午後になっても咲いていたり、朝顔に似ている花だけど葉が違っていたりすると朝顔(和アサガオ)ではない可能性があるそうですよ。
朝顔(和アサガオ)や西洋朝顔は、種に毒があります(種以外には、毒はありません。朝顔の種を誤食してしまうと、強い下痢や嘔吐、腹痛などの中毒症状があるのですが、西洋朝顔の種には下痢だけでなく神経症状を起こすものもあるそうです。毒の成分(ファルビチン)が、大腸を縮小させて下痢を引き起こします。
チョウセンアサガオは、大変危険な植物であると知られていて、普段の生活の中で、出くわすことはまずないと思うのですが、すべての部分に毒があり、幻覚作用などもおこすそうです。
実はアサガオの種も微量なのですが、毒性や幻覚作用が含まれているそうです。これは、意外ですよね。私もびっくりしましたよ。
種には、毒があるとお話させていただきましたが、例外もあります。「宿根朝顔」は、「宿根性西洋朝顔」「琉球朝顔」「ノアサガオ」と呼ばれています。この「宿根朝顔」は、種ができない朝顔の仲間です。茂りすぎて道路などで雑草化している宿根朝顔もあります。
街で見かける「朝顔」の仲間、本当にたくさんの種類があるんですね~!
野生化してしまう「朝顔」の仲間もよく見かけます。品種によっては雑草化するので、ご近所さんに迷惑にならないようにしたいものですね。そして「種」のあるものは注意してくださいね。
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
朝顔の仲間は非常に多く、識別が困難です。今回のご紹介は、見かけた朝顔が「マルバアサガオ」の特徴を持ち合わせていることと、朝顔には意外にも「毒」があることを中心にお話させていただきました。
学校でも育てたりするお花です、まさか毒があるとは思わないと思います。お子さんがふざけて口に入れたりしないように注意してくださいね。
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