ペラルゴニウムはゼラニウムと呼ばれることがあります。
もともとゼラニウム属にまとめられていましたが、形態の違いなどから19世紀後半にフランスの貴族シャルル=ルイ・レリティエがペラルゴニウム属を分離し、200年以上も命名論争が続いています。
ペラルゴニウムは耐寒性・耐暑性があまりなく四季咲きにはならず春から初夏の一季咲きで、花色が豊富で花の大きさも大輪から小輪まで様々です。
日本ではゼラニウムは四季咲き、ペラルゴニウムは一季咲きと覚えておくとよく、ペラルゴニウムは主にピンク・赤・白の5枚花弁、ゼラニウムはブルーやパープルもあり花弁は5〜8枚と特徴が異なります。
2011年に発行された「ペラルゴニウム栽培品種の国際登録およびチェックリスト」には1万6000品種以上が掲載されました。
数種類の原種からここまでの数の交配種が生み出されたことは驚くべきことです。
低木状に育つものと、這うように伸びる「アイビーゼラニウム」があり、他にも葉色を楽しむ「モミジバゼラニウム」、葉の香りを楽しむ「センテッドゼラニウム」などがあります。
高性種から矮性種までさまざまな草丈があり、現在は矮性でボール状に花が咲くタイプがメジャーです。
「あでやかな装い」「君ありて幸福」「決意」「決心」「信頼」「真の友情」「尊敬」。
ペラルゴニウム・ゼラニウムを育てる場所は日当たりと風通しの良い場所が適していますが、雨や暑さに弱いため地植えにはあまり向かず、移動できる鉢植えがおすすめです。
花壇に植える場合は雨対策をしっかりし、夏の西日を避ける日よけも大切です。加湿に弱いため乾燥気味に管理し、水やりは葉と花をよけて与えてください。
花がらはこまめに摘み、花が終わったら切り戻しましょう。
暖地では戸外での冬越しも可能ですが、凍結の恐れがある地域では室内で暖房のない場所に置き、地植えの場合は霜や雪の日は不織布などで保温してください。
ペラルゴニウムは2月〜6月ごろにポット苗が出回り、花色や咲き方を確認できる開花鉢を選ぶのがおすすめです。
開花中は薄めた液体肥料を10日に1回、水やり代わりに施すと長く楽しめます。
ゼラニウムのポット苗は春ごろから出始め、枝数の多いがっしりとした苗を選びましょう。
水はけのよい用土に苦土石灰を混ぜ元肥を施してから植えつけ、月2〜3回液体肥料を施します。
枯れた葉や花に菌が付着して広がる「灰色かび病」に注意しましょう。
花がらや枯れ葉をこまめに取り除き、水やりは葉や花にかからないよう株元にあげ、侵された部分を見つけたらすぐに取り除きましょう。
種類も非常に多く多彩な楽しみ方ができるペラルゴニウム・ゼラニウム。鮮やかな色の花が強い印象を与えますが、香りのある葉もありケーキやジャムの香りづけにも楽しめます。
お好みに合わせてお選びください。
【もっと詳しく知りたい方】
ページ下部「記事の出典:春から初夏にかけて可憐な花「ゼラニウム/天竺葵属/geranium」」をご覧ください。
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