オオバコ科キンギョソウ属の植物で、原産地は、南ヨーロッパ、北アフリカの地中海沿岸です。春(3月~6月)と秋(9月~10月)に不思議な形の可愛い花を咲かせます(最盛期は5月)。耐寒性、耐暑性に優れていますが多湿に弱いため、日本では一年草として扱われています。葉の色も、通常のグリーンの他にも、ブロンズ、斑入り、シルバーなどの品種もあるそうです。
花名の金魚草(キンギョソウ)は、まるで金魚のような花が穂状についた植物ですが、その花姿が金魚の形や金魚の口に似ていることに由来するといわれます。
英名のスナップドラゴン(Snapdragon)は「かみつきドラゴン」という意味で、花の形が竜の口に似ていることから、つけられたそうです。
属名の学名「Antirrhinum(アンテリナム)」は、ギリシア語で「鼻に似ている」という言葉がその語源になります。
不思議な花の形なので、お空の雲が何に見えるか?人それぞれで違うように、「キンギョソウ」の花も、色々と好きなように解釈されていて、お花の名前の由来にもなっているなんて面白いですね。
花色は赤、ピンク、白、黄、オレンジ、紫など色々な色の花を咲かせます。
花言葉の「おしゃべり」「でしゃばり」「おせっかい」は、口をぱくぱくさせて話しているような花姿に由来するそうです。そう言われてみれば、今にもおしゃべりを始めそうに見えてきましたよ。
西洋ではこの花が仮面に似ているともいわれ、そこから「推測ではやはりNO」の花言葉が生まれたといわれます。
撮影したのは、動物園です。晴天の中、土は乾燥していたのですが、元気に咲き誇っていましたよ。日陰や多湿の環境下は苦手で、生育不良となり花も咲きづらくなったりするそうです。また、梅雨から夏にかけて枯れてしまうこともあるそうです。
こぼれた種でも芽を出して花を咲かせるほど育ちやすく、花もよく咲く植物です。キンギョソウは種まきで容易に発芽するそうですよ。
キンギョソウは花の枯れた後の種子をより多く拡散するため、たねさやを三つの穴(大きな穴1つと小さな穴が2つ)を開けるそうですが、その枯れたたねさやを反対に見ると、シミュラクラ現象でドクロ(がい骨)に見えるんですって。海外では、この「ドクロ」に見えるたねさやを、ハロウィンに使用することもあったそうですよ。
キンギョソウを育てたことも、種を収穫したこともないので見たことがないのですが、ネット上に掲載されていたものを見て、ゾゾーッとしてしまいましたよ。
お子様なら、なおさら怖いかもしれません。どの品種の「キンギョソウ」でも、種が穴から出るころには、ドクロが出現するのでしょうか?実際に、調べてみても面白そうですね(怖いけど)。
怖い話もしましたが、キンギョソウはユニークな可愛い花を咲かせる、比較的育てやすいお花です。ご興味を持たれた方は、育ててみてはいかがでしょうか?
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
「キンギョソウ」のたねさやは、反対にしてみると「ドクロ」に見えることがあるそうです→すべての品種かどうかは分かりません。人間は3つの点を集めた図形を見ると、人の顔だと認識してしまうそうです(シミュラクラ現象)。心霊現象の多くは、この錯覚によるものらしいです。錯覚とはいえ「ドクロ」に激似なキンギョソウのたねさやがあるのは、事実です。怖すぎますーー!
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