お家のコンクリート製のベランダや、ブロック塀、アスファルト道路、ビルの屋上や外壁、学校のプール、海に行った際に、コンクリート製の土手などによく出る、とても小さな虫です。1匹ではなく、たくさん、出没することが多いのが特徴です。
我が家も、晴天の日に、ベランダに布団を干そうとしたら、この赤い虫を発見したことがあります。昔のことですが、今でも覚えています。赤いんで、毒でもあるのか!!って、そして、はじめて見る得体の知れない生き物だったので、衝撃的でしたーー!!はっきりいって、キモイです。
大きく拡大したように、作ってみたんですが、この生き物は、1ミリほどの小さくて赤い虫なんです。
名前の由来は、建物の「壁」にいることからついたそうですよ。赤いんで「毒」があったり、人や動物を刺したりするのかな?と心配になりますが、その心配はなさそうです。
この虫は、「ダニ」なのですが、食べるものは「花粉」なんです。
花や草にも、害を与える事はないそうですよ。
春先に幼虫が出てきて、5~6月に成虫になります。1年に1回、5~6月くらいにしか見かけることはありません(3月頃でも出てくることもあるそうです)。
暑い日に陽の当たる場所で見かけることも多いこの虫ですが、かなり高温のベランダなどでも、死ぬことなく、元気に生き延びられるのは、実は、赤い姿に秘密があるんです。
なんでも、このダニの赤い色素には、美容に良いとされる、抗酸化作用を持つカロテノイドの一種である「アスタキサンチン」が60%、「3-ヒドロキシエキネノン」が38%を占めていたそうです
大量の抗酸化色素が体の赤い部分なんです。高濃度の抗酸化色素は、紫外線や高温から体を守る作用があるとされています。これにはビックリです。
不快に思う赤色は、実は生き延びるための生存戦略の1つだったのですね。
そういえば、私が長年、愛用しているクリームにも、カロテノイドの一種の「アスタキサンチン」の成分配合です。
美容にも良いとされる「アスタキサンチン」。やっぱり凄いのかも♪
「アスタキサンチン」は、エビ・カニ・サケなどにも含まれる、赤色の天然色素です。ビタミンCの6000倍とも言われる抗酸化作用 があるそうです(眼の老化を予防し、眼精疲労や疲れ目を改善する効果も期待できるそうですよ)。なんと、この虫は、エビやカニなどの小型の節足動物のよりも、含有量が多いそうですよ(体全体赤いですものね)。
キモイと言っていないで、研究すれば、赤い色素で、若さが維持できたり、着色に使用したり、色々と活用できそうな生き物ですね。
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…
最後まで読んでくださりありがとうございます。
・つぶしたりして赤い色が服につくとなかなか取れないそうです、お気をつけくださいね。
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