「ビワ」は、古くから、民間療法に使われてきました。昔は、病人のいる家では、薬替わりにビワの木を植えることが多かったそうですよ。
花は1~2cmほどの小さな白い花が、枝先にたくさん集まるように開花していきます。
ビワの花は、11月~2月の冬にかけて開花するそうです。そして、果実は6月頃にオレンジ色に熟すそうです。すぐに実るわけではないんですね。しかも、相当な時間がかかっています。知らない方も多いのではないでしょうか?
花言葉の「密かな告白」も、ひっそり咲くように開花する花が由来になったといわれています。
私も、「ビワの実」は目立つので、実り方などは知っていましたが、花がどんな花かは知りませんでしたよ。
昔の人は、葉を煎じたものが、咳止め、利尿剤などに良いとされ、鎮痛作用もあるとされて、患部に葉を直接貼ったり、お灸の下に敷いて用いていたそうです。花言葉の「治癒」は、ビワの葉が、古くから薬用として重宝されてきたことに由来するといわれています。
昔の人は、民間療法によく用いていたのですが、実は危険もはらんでいるそうなんです…。
薬草の顔を持つ「ビワ」ですが、実は「ビワ」は、民間療法で素人が安易に利用するには、危険な物質が含まれているんです。
ビワの鎮痛効果のもととなる成分は「アミダクリン」と呼ばれていますが、「アミダクリン」は中毒症状を引き起こす成分として知られてもいます。
「アミダクリン」は、葉よりもタネに多く含まれているそうですよ。
「ビワの葉」が、害虫に食べられたところを見ないのは、毒があるからなんでしょうね。
ビワをはじめ、ウメ、モモ、スモモ、オウトウ(サクランボ)、アンズなどのバラ科植物の種子や未熟な果実の部分には、青酸を含む天然の有害物質が多く含まれています。その毒をまとめて「シアン化合物」と呼んでいます。
熟したビワの果肉にも「シアン化合物」は含まれてはいますが、「シアン化合物」はごくわずかな量なので、人体にダメージを与えないので、食用とされています。
しかし、果実を未熟な状態で食べてしまったり、果実を種子ごと食べてしまったりすると、毒を摂取してしまうことになり、人体にダメージを与えることになります。
梅干しの梅も加工してから美味しくいただけるものです。未熟なバラ科植物の実は注意です。
「ビワ」の実が実っていて、とても可愛い美味しそうな果実でした。一度、お花も鑑賞してみたいです。お花は香りもするそうですよ。完熟の「ビワ」は美味しく健康に良くて安全ですので、美味しく召し上がってくださいね。
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最後まで読んでくださりありがとうございます。
・「ビワ」の完熟した果実は体に良いとされますが、ビワを食べ過ぎてしまうと、腹痛や下痢といった症状を引き起こしてしまう事がありますので、1日4個まで(多くても6個まで)ぐらいにされたほうが良いそうですよ。
果実を撮影したのは、5月末頃です。
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