「トウワタ(唐綿; 学名: Asclepias curassavica)は、キョウチクトウ科(旧分類ではガガイモ科)の多年草。原産地は南アメリカ。寒さに弱いため、日本では一年草として栽培される。1842年(天保13年)に渡来したとされ、和名は種子の冠毛に由来する。ツルワタとも呼ぶ。
リンネの『植物の種』(1753年) で記載された植物の一つである。
生態/花期は夏から秋。
形態的特徴/多年生の草本で基部は木質化し草丈は1.2メートルに達し、白乳樹液を含む。
葉は長楕円形-披針形で長さ5-10センチメートル、対生する。
花は橙紅色で花冠が5裂し、裂片は反巻はんけん、頂生散形花序である。シルキーゴールドと呼ばれる黄花品種もある」
引用元:ウィキペディア抜粋
「全草に有毒配糖体 asclepidin を含み、生葉は駆虫・発汗に、花は止血に、根は催吐性を有する vincetoxin を含み、トコンの代用品とされる(英: West Indian ipecacuanha、bastard ipecacuanha)。茎からは織物に使える繊維が得られ、種子は枕などの詰め物とされる。
観賞用植物としては切り花や鉢物ともなる。
近縁種/トウワタ属 (Asclepias) は茎などを切ると白い乳液を出すため milkweed と呼ばれるが有毒である。また、北米を大移動する蝶、オオカバマダラの食草でもある。日本国内では本種やヤナギトウワタなどは属の学名をカタカナ表記したアスクレピアスで流通し、混同されることがある」
引用元:ウィキペディア抜粋
長距離を移動する有名な蝶の「オオカバマダラの食草」なんですね。
北米にはオオカバマダラという蝶が棲んでいて、群れで長距離移動(3300kmになることもあり)することで有名です。
蝶の体内には猛毒がたくわえられていて、天敵から身を守る(強心配糖体という有毒成分)のに役立っているそうです。
オオカバマダラは幼虫時、こちらのトウワタを食べ、有毒成分をたくわえるそうですよ。
蝶になっても、トウワタは猛毒は体内にたくわえられていて、天敵から身を守っています。餌にすると、動物や昆虫は、ダメージを受けるので、避けるそうです。
開花時期は6~10月、又は、夏~秋とあります。暑い季節になると咲くそうですよ。暑い時期に咲く花が見られるということは、5月でも暑いということですよね。
今日も日中は、初夏のように暑いんです。植物って賢いですね。
「トウワタ」という名は、花が咲いた後に果実から綿毛のついた種が出てくることに由来しているそうです。タンポポみたいですね。
別名の「アスクレピアス」という名前は、ギリシャ神話に登場する、医神である「アスクレピオス」の名前が由来であるとも言われています。毒性はあるのですが、薬草(生薬)としても用いられてきたそうですよ。
日本の花ではなくて、もともとは主に、南北アメリカに自生が確認されている帰化植物です。アフリカやアジア他でも見られる、多年草なんです。
だから、ギリシャ神話のお話が花言葉の由来に繋がっているわけですね。
なんだか、神秘的なお花に思えてきました。
この植物は、猛毒があることで知られています。トウワタの花、白い乳液など、全草に心臓毒である強心配糖体類を含んでいます。
白い乳液を触れば皮膚がかぶれますし、口にすれば、けいれんや不整脈を起こすそうです。
茎や葉を傷付けると身を守るために白い液体を出すことから、ミルクの雑草とも呼ばれています。
ミルクみたいだけど、お子様がやペットがなめちゃダメなんですよ。
摘まなくて良かった~!!!
いかがでしたでしょうか?
いやぁ~。こちらの植物を調べると、色々知らないことが分かっておもしろかったです。
キョウチクトウ科の植物は、毒草が多いので、怖いですよ。植物を調べるうちに、ちょっと詳しくなってきました。
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように・・・
最後まで読んでくださりありがとうございます。
•毒は危険なので、この植物は駆除対象!というわけでなく、オオカバマダラの蝶にとっては、命を守ってくれる毒であり、生物の生態系のバランスをとっている、大切な植物でもあるんですね。オオカバマダラ蝶を守ってくれる猛毒、興味深かったです。毒は使いようによっては、薬にもなるし、毒と薬は使いよう!ですね。
•ミルク雑草とも呼ばれますが、白い乳液は猛毒なので、美味しそうですが、お子様やペットがなめないようにしてあげてくださいね、赤い蕾も可愛いので、お子様がつまんで食べないように注意です。
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