デルフィニウムは高く伸びた花茎に青や紫、白、ピンクの花をたくさん咲かせるかわいらしい花です。
名前の由来は、花の後ろにある距(キョ)と呼ばれるしっぽのような部分のつぼみの形がイルカの背中を曲げた格好に似ていることから、ギリシャ語のイルカ(Delphis)からもじられました。
もともと北半球の温帯地域の冷涼で乾燥ぎみの場所に生育する多年草で高温多湿が苦手なため、関東以西では一年草として扱われることが多かったです。
しかし品種改良により暑さに強い品種も誕生し、暑さの厳しい地域でも多年草として利用できるようになりました。
デルフィニウムの種類は品種改良も進み、600種類以上とも言われています。
中でも身近で見かける人気の種類には「エラータム系」「シネンシス系」「ベラドンナ系」があります。
エラータム系は八重咲きの大きな花が密につきゴージャスな花穂が魅力で、オーロラシリーズやキャンドルシリーズなどが含まれ、シネンシス系はスプレータイプでお花屋さんで一番よく見かける種類です。
エラータム系とシネンセ系の中間的なベラドンナ系は、小ぶりで可憐な見た目ながら耐病性をもち夏越しさせやすいのが特徴です。
「幸福をふりまく」「清明」。
デルフィニウムの苗をお庭で育てることは、これまで難しいとされていた日本の暖地でも今では手軽に楽しめるようになりました。ただし急激な環境変化で株が弱ったり花が貧弱になることがあるため、できるだけ健全な株を選びましょう。
秋に日当たりと風通しのよい場所に植え、水はけと通気性のよい肥沃な用土を用意し、植え付け時と3月ごろに緩効性肥料を与えると花を多く咲かせられます。
過湿が苦手なため水はけの悪い花壇では高うねにし、コンテナでは乾かしぎみに管理して表面が乾いたら水やりをし、花後は茎を株元から切り取りましょう。
花後に新芽が出て1〜2ヶ月後に再び咲くこともありますが、梅雨や本格的な暑さが来ると花が咲かないまま終わることもあります。
うどんこ病や立枯れ病にかからないよう、用土は必ず新しいものを使いましょう。
高温多湿によって開花前に葉が枯れ落ちてしまうことがあり、その場合は花が咲かないばかりか株も枯れてしまいます。
こうした株は抜き取って処分するしかないため、多湿を避け乾かし気味で管理しましょう。
初夏の青い花として人気の高いデルフィニウム。
繊細でやさしい雰囲気は花瓶に生けても魅力的です。
水揚げの際にはフラワーフードを利用すると花落ちしにくく長持ちするので、ぜひお部屋に飾ってみてください。
【もっと詳しく知りたい方】
ページ下部「記事の出典:初夏の青い花として人気の花デルフィニウム「大飛燕草/オオヒエンソウ/delphinium」」をご覧ください。
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