大阪は桜が満開間近!こちらの植物も満開間近?すらりと細い茎はスレンダー、葉の形も綺麗で、雑草っぽくはありません。こちらは、ケシ属に属する外来種で、別名は「虞美人草(ぐびじんそう)」とも呼ばれるそうです。
小さくて、オレンジ色の可憐な花を咲かせますよ。
ナガミヒナゲシの花言葉は「なぐさめ」「癒し」「平静」
癒されそうな可愛いお花ですよね。
でもでも、油断してはいけませんよ…
ナガミヒナゲシは毎年4月~5月ごろに花を咲かせますが、問題は、花後の細長い実!未熟な種にも発芽能力があり、異常なまでに、繁殖力があります。一部の自治体ではナガミヒナゲシに対する注意喚起をよびかけているそうです。
ナガミヒナゲシの1株にできる実の数は約100個で
そして、1個の実には約1600個の種子が内包されているとか!
びっくりですよね…
ご紹介した今日撮影した写真も、車がたくさん通る道路そばで群生していたナガミヒナゲシです。コンクリートジャングルの都会の道路脇でも、このように、群れて咲いています。
車のタイヤや人の足によって種が移動するので、道沿いにも多いそうですよ!
タイヤや人によってに運ばれ…
風にのっても運ばれ…
生息範囲を広げていくのです。
今では、普通に、全国どこでも見られる雑草なのです。
もしナガミヒナゲシを駆除する機会があったら、必ず手袋をつけて作業をしてください。お子様が可愛いお花ゆえに、親しみを感じ、お花に触れて素手でちぎったりしたら…
手がかぶれるおそれがあります。実際に、多くのお子様が、手がかぶれて、軽症なのですが、ひどいめにあっています。
害虫や動物から身を守るための植物毒→アルカロイドという成分が含まれています。ナガミヒナゲシの茎や葉を切ると、切り口からネバネバの白い乳液が出てきます。それが、その成分です。
私もはじめは、綺麗な花?雑草と思って、調べはじめました。そして、調べるほどに、ナガミヒナゲシが危険な雑草であることが分かってきました。
私なりに、ナガミヒナゲシのことを、まとめさせていただきました。
あなたの生活をしている道路沿いの道端、お家すぐそばでも出会える、身近な雑草のお話でした。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
〇最近、身近な場所で見ます。本当に増えてきました。傍に生えている植物の光合成を阻害して、ナガミヒナゲシのみが群生していきます。可愛いからこそ、お子様が手で触ったり、折ったりしてしまいます。人間にとっては、天使ではなく、デビルな植物なので、お気をつけくださいね!
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