隠れ脱水とは、自覚がないままに体内の水分が奪われている状態を指し、脱水症状に陥る一歩手前の段階と言えます。
以下のような症状に当てはまる場合は、隠れ脱水のサインかもしれません。
・口の中に渇きを感じる
・口の中が粘つく
・唾液を飲み込みにくいことがある
・皮膚が乾燥し、ツヤがない
・食欲が沸かない
・便秘になりやすい
・体のだるさを感じる
このほか、頭痛・集中力不足・筋肉痛・こむら返り・胃もたれなども、隠れ脱水が原因かもしれません。
水分は、脳・筋肉・皮膚・消化器官など、あらゆる場所の健康状態を保つのに必要です。そのため、隠れ脱水の状態が続くと体にさまざまな不調があらわれます。
上記の症状に思い当たることがあるようでしたら、意識的に水分を補給するよう心掛けることが大切です。
隠れ脱水の対策として有効なのは、やはり定期的な水分補給です。
1日に必要な水分は、食事で摂取する水分を除き「約1.2リットル」と言われています。
コップ1杯を200mlとすると、コップ一杯のお水を1日6回以上飲む必要があります。
水分補給のタイミングの目安となるのは、起床時・朝食時・昼食時・夕食時・入浴前・入浴後・就寝前など。
とくに、寝ている間は気づかないうちに汗をかいているので、起床後の水分補給を習慣化することをおすすめします。起床後に水分補給することで、腸の活動を活発化することにもつながります。
おすすめの飲み方は、小さな水筒に熱湯を入れておいて、お水と割って飲む方法です。
体や内臓を冷やすことを避けることができ、体を温められるので、寒い冬も水分補給のハードルを下げられるでしょう。
加えて、空気が乾燥していることも、冬場に隠れ脱水が起こりやすい要因です。加湿器を使って、部屋の湿度を40~60%に調整してみてください。
40%以下の湿度は、目や肌を乾燥させるほか、ウイルスの活動も活発になります。
反対に、60%以上の湿度はダニやカビの発生を招くため、加湿しすぎにも注意が必要です。適切な湿度を保つことができれば、隠れ脱水対策になるだけでなく、風邪予防にもつなげることができるでしょう。
気温が低い冬は、水分補給のきっかけが少ないほか、空気も乾燥しており、普通に過ごしているだけでも、体から水分が失われてしまいがちです。
知らず知らずのうちに隠れ脱水になってしまわないよう、積極的に水分補給を行い、湿度調整についても意識してみましょう。
【美容ライター】 富永ゆう
キレイになれる情報を求めて日々情報収集を行い、そのネタを美容コラムとして発信中。併せて、30代になってから結婚した経験をもとに、恋愛に関する体験談も執筆している。
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