お米を洗い、土なべに手のひらをあてて、手のひらが半分くらいまで水を入れます。
浸した後にすぐに炊きたいので、土なべに移します。
30分浸します。
ではことわざみたいな言葉にあてはめて炊いていきます。
初めはちょろちょろは弱火なんですが、
土なべなので弱火は向きませんので中火で炊きます。
10分を目安にして下さい。
(はじめちょろちょろは釜で炊く場合で、ムラをなくすためだそうですよ)
中パッパは中頃になったら火を強くしてという意味ですよ。
蒸気がぶくぶく、グラグラ音がしてきたら、
これが、赤子ないてもふたとるなの状態を意味して、
つまり赤ちゃんが泣いていても途中でふたを取ってはいけませんよ。
どんなことがあってもふたを取ってはいけないという意味だそうです。
弱火にして、15分ぐらいを目安にします。
その後、ほんの数秒強火にして土なべ内の水気を拭きとばします。
火を止めて、そのまま蒸らします。
火を止めたら10分ほど蒸らすことでご飯が柔らかく仕上がりますが、ここでふたを開けると圧力や必要な水分まで飛んでしまい、ツヤのある美味しいご飯が炊けませんよということらしいです。
ここまでがふたとるな!ですよ。
10分ぐらい蒸らしましたら、
ふたを取ります。
(ようやく、ふたとるな!が解除です)
昔の方は、きっと試行錯誤しながらご飯炊きを完成させたと思うんですが、これが現代まで語り継がれるとは!スゴイことだと思います。
ところで、
カニの穴が見えますか?!
土なべで炊くご飯は毎回同じではありませんが、
ふっくら、ツヤツヤで美味しいですよ。
焦げつきもなく炊けますよ。
今回は朝早く台所もよく温まっていない
換気扇もガンガン回って気圧も低い所で
炊いていたので、いつもより時間はかかりましたよ。
ご飯が出来上がるまで38分でした。
お米を測って、洗って、浸して出来上がるまで1時間8分かかりました。
完食です。
ご飯粒がありましたが、ちゃんと、たいらげましたよ。
何でもお米という字は、
「八十八」という文字からつくられたといわれています。
お米ができるまでには88回もの手間がかかる、という意味だそうです。
感謝してありがたくいただいております。
もし、電気が止まり、鍋でご飯を炊かなくてはならなくなってしまった場合
基本は一緒です。
是非!日本人はご飯が大好きです。
ご飯の炊き方を覚えておくと、損はないと思いますよ。
震災の時は、土なべ以外でも、比較的底の厚い鍋を使ってカセットコンロで炊いていた時もありましたよ。
是非!覚えて欲しいと思って、投稿致しました。
ジブリの食卓となりのトトロのレシピ本は
愛情たっぷりで、作ってみたくなるレシピばかりです。
特に、土なべで炊いたつやつやごはんは
ご飯ってこんなに美味しいんだと
再認識すると思いますよ。
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