アネモネ/春の訪れを知らせてくれる花

アネモネ/春の訪れを知らせてくれる花
投稿日: 2022年12月13日 更新日: 2022年12月13日
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明るい春の日差しによく映える鮮やかなアネモネ。花名は春の風が吹き始めるころに咲くので、ギリシャ語で「風」という意味がつけられています。
秋植えの球根で、地中海原産なので日本の夏は苦手です。色を統一させて植えるのも、取り混ぜて植えるのもどちらでもまとまりはよく、華やかな雰囲気になります。

アネモネの特徴

一般的にアネモネというとコロナリアの園芸品種を指します。古代ギリシャ時代から栽培されているといわれるほど、長い間、多くの人に親しまれてきた花です。春にカラフルな花を次々と咲かせ、チューリップともに春を彩る定番の花とも言えます。
草丈は30cm~40cmで、太い茎の先に一重や、半八重、八重の光沢のある美しい花を一輪咲かせます。

アネモネの季節

アネモネの季節

アネモネの開花時期は2月中旬~5月中旬です。球根の植え付け時期は10月~12月になります。球根から芽が出た状態のポット苗は、12~2月頃に園芸店などに出回ります。購入したら、すぐに植えつけしましょう。

アネモネの花言葉

アネモネの花言葉

赤いアネモネ/君を愛する
白いアネモネ/希望・期待
青紫のアネモネ/あなたを待っています

春も待って咲き始めることから「希望」や「期待」の意味が込められた花言葉が生まれました。昼に咲き夕方には閉じるので、ヨーロッパでは美のはかなさや健気さに加えて復活や永生の象徴ともなっています。

アネモネの育て方のポイント

アネモネの育て方のポイント

球根のよしあしが開花の状態に直結するので、中身が詰まっていて、表面が裂けていない球根を選びます。そして、水はけのよい土を選び、球根の尖ったほうを下に向けて植えましょう。寒冷地では球根の上に7~8cm、東京周辺では約3cm程度の土がかかるように植えてください。
球根はカラカラに乾燥しています。植え付け後の水やりや雨によって急にたくさんの水分を与えると、腐敗する心配があるので注意しましょう。
植え付け前にいったん、湿らせたバーミキュライトに1週間ほど埋めてから植え付けると失敗が少なくなります。バーミキュライトは小さな粒の中に無数の空洞があり、水を蓄えやすいのでその性質を生かし、水分をじわじわと球根に与え、ふくらませてからが良いでしょう。

アネモネの病気と害虫

アネモネの病気と害虫

糸状菌(カビ)によって引き起こされる「株腐病」に注意しましょう。
株枯病にかかると、発芽不良に、地上部の腐敗や根腐れなどを引き起こす危険性があります。株腐れ病を予防するには、水はけのよい清潔な土を使うことが最も大切なことです。アネモネの球根を植え付ける際には必ず新しい土を使用してください。
もし、古土を使用する場合は殺菌剤を撒くか、太陽によく当てて消毒するなどの対策をたてましょう。水を与えすぎて常に土が湿った状態だとカビが生えやすくなるので、しっかりと表面が乾いているかを確認してから水やりをしましょう。基本的に病気に有効な薬剤はありません。病気になってしまった株は抜き取りまましょう。

アネモネの球根の堀り上げ

アネモネの球根の堀り上げ

花後に葉が黄色く変色したら球根を堀り上げ、風通しのよい場所で2~3日よく乾燥させてください。球根がからからに乾いたら、通気性のよいメッシュ袋になどに入れて、湿らないように注意し、涼しい場所で保存します。堀り上げをする方が翌年も花を咲かせてくれる確率は高くなりますが、堀り上げない方法もあります。
5~6月頃に枯れてきたら茎を短く切り、水やりをせずに10月まで放置します。アネモネの球根は休眠期にしっかりと休ませることがポイントなので、雨の当たらない場所へ移動し、雨除けシートなどで工夫して、多湿にならないようにしっかりと管理できれば、植えっぱなしでも花を咲かせてくれます。

まとめ

花色も形も豊富で切り花としても人気の高いアネモネ。アネモネの和名は花一華(はないちげ)、牡丹一華(ぼたんいちげ)、紅花翁草(べにばなおきなぐさ)と呼ばれています。日本へやってきたのは、江戸時代のころといわれ、今では日本でもおなじみの春の花になりました。12月~2月頃まで苗が手に入るので、初心者さんは苗からチャレンジしてみてはいかがですか?



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