花形は一重、八重咲きのほか、尖った花弁が反り返るユリ咲き、花弁の縁が細かく切れ込むフリンジ咲き、花弁がフリル状に波打つパーロット咲きなどがあり、さまざまな花形があるのも魅力の一つです。
原種に近い品種は草丈が低く可憐な花をつけるものが多く、近年は田舎らしい素朴な雰囲気を味わえると原種に近いものが人気です。
開花時期も品種によって様々で、3月中旬から咲く早生種、4月上旬から咲く中生種、4月下旬から咲く晩生種などがあり、おおよそ4月から5月が開花時期です。
6月になると花も散り、枯れてしまいます。
「おもいやり」「名声」「愛の告白」。
赤色…「愛の告白」「永遠の愛」。
紫…「気高さ」「不滅の愛」。
ピンク…「愛の芽生え」。
白…「許してください」「純真」。
黄…「実らぬ恋」。
夏の終わりには球根が出回り始めます。
球根のよしあしが開花の状態に直結するので、ずっしりとした傷や病気のない大きな球根を選んでください。薄皮が多少はがれていても大丈夫です。
短い時間でもいいので日がしっかり当たる場所を確保し、紅葉が見頃になってきた頃を目安に植え付けましょう。20℃以上あると根が出ないので注意が必要です。
水はけのよい土を選び、土の表面が乾いたらたっぷり水を与え、水不足も与えすぎも花が咲かない・球根が腐る原因になるので注意してください。
チューリップは直根が長く伸びるので深く耕し、球根3個分の深さを目安に元肥を施して植えます。鉢植えの場合は地植えと異なり、球根が隠れる程度の浅植えにします。
密植したほうが見栄えがよく、地植えなら4〜5cm、鉢植えなら2〜3cmほどの間隔で植えるとゴージャスな印象になります。
球根には平らな部分と膨らんだ部分があり、だいたい平らな面から葉が伸びてきます。
きれいな花壇をつくるポイントは球根の向きをそろえることで、フラットな部分を斜め45度に揃えて並べると見た目のバランスがよくなります。
球根を上から見た図↑
花が終わりに近づいてきたら、茎ごと切り取ってください。
チューリップは開花時に球根のエネルギーを使い切りますが、葉と茎で光合成をして再び球根にエネルギーを蓄え、翌年も花を咲かせます。球根を翌年も使いたい場合は、花がない状態でも水やりを忘れないようにしてください。
多くのチューリップは植えっぱなしだと翌年は葉だけで花が咲かないため、葉が枯れて黄色くなった5月〜6月前半に球根を掘り起こし、水洗いで泥を落とします。
カビないようしっかり水気をとった後、メッシュ袋に入れて風通しのよい日陰で乾燥させ、暗い場所で保管してください。
「アブラムシによるモザイク病」と「灰色かび病」に注意しましょう。
モザイク病は進行すると花弁が色割れしてまだら色になるのが特徴で、アブラムシ類で媒介されるためよく観察して防除してください。
灰色カビ病は一度なってしまうと治療しても回復しないため、見つけ次第株ごと抜いてください。
予防には水はけのよい土にすることと、風通しをよくし水を与えすぎないことがポイントです。
チューリップの原産は中央アジアの山岳地帯でしたが、中央アジアからトルコ系民族が西方へ進出するに従いチューリップも共に西方へ進み、トルコの国花にもなりました。
そのトルコの人々がかぶっている帽子「チューリバン(ターバン)」から「チューリップ」と名付けられたそうです。
美しく花屋さんに並んでいるチューリップは既にピークを迎えていて、持ち帰った次の日には花が落ちてしまったなんてことがあります。
しかし、根が付いたチューリップは花もちもよく1週間以上元気に咲くので、長い間楽しむことができます。
ぜひ、球根から挑戦して、来年の春はかわいらしい花を咲かせてみてください。
【もっと詳しく知りたい方】
ページ下部「記事の出典:「チューリップ(Tulip/鬱金香)」世界中で人気のある球根植物」をご覧ください。
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