母の日の発祥は20世紀初頭のアメリカだそうです。苦労をして育ててくれた母親を敬愛し、その思いを後世にもつなげたいとアンナ・ジャービスという女性が「母親のための祝日」を設ける運動をしたことで1915年に今の5月第2日曜日を「母親の日」とする法案が施行されたそうです。
そのアンナ・ジャービスさんが亡くなった母を追悼するために、母親が大好きだった白いカーネーションを教会の祭壇に飾り、参列者にも配ったことがはじまりだそうです。
現在は品種改良などで種類も色も多種多彩のカーネーション。母の日のみならず大切な人に贈るとき、想いが伝えるのに色別の花言葉を参考にするのもおすすめです。
白…「純粋な愛」「尊敬」
赤…「母への愛」「母の愛」「感動」
ピンク…「感謝」「上品」「温かい心」
黄…「美」「友情」
紫…「誇り」「気品」
今年のカーネーションが来年もきれいに咲いたら、贈った方も贈られた方もうれしい気持ちになりますよね。カーネーションは耐寒性も耐暑性もある多年草なので、お手入れすれば毎年花を咲かせてくれます。
ラッピングのビニールは必ず外し、日当たりのよい場所(猛暑期を除く)で管理するとよいです。
花期(5月~6月)は小まめに花がら(咲き終わった花)摘みをしましょう。咲き終わった花がらは、隣合せているつぼみを傷つけないよう気を付けながら、花首の下、花茎からハサミで切り落とします。
花がらをこまめに摘むことで、きれいに保つだけでなく、新しい芽に栄養が回り、花付きがよくなり長く楽しめます。水やり後に行うことがおすすめ。
また、花がらを放置するとカビや病気の原因にもなるので、注意しましょう。
水やりは、土の表面が乾いていたら鉢底から水が出るまでたっぷりと与えましょう。ただし、多湿だと根腐れしやすいので、鉢底皿に水を貯めっぱなしにするのはNG。
猛暑日は水やり時間にも注意が必要です。早朝か夕方涼しくなってから行うのがおすすめです。
切り戻し位置
一通り花が咲き終わったら、茎を切り戻します。切り戻しとは、株を若返らせるために全体に短く切りつめることです。ただ単に短くしてはだめです。
1茎ずつ、葉が付いている部分の上で切ることが肝心。中途半端に茎の途中で切ると枯れやカビなどの病気発生の要因となります。
全体の2分の1から3分の1程度の長さを残すのが目安です。
たくさん花を付けたカーネーションの鉢の中は根がぎっしり詰まっていることがあります。ひとまわり大きな鉢に植え替えると元気に育ちます。
植え替え適期は3月~5月もしくは10月~11月です。春と秋は定期的に肥料を施します。緩効性化成肥料なら月に1回、液肥なら月に3回程度が目安です。
想いのこもったカーネーション。毎年きれいな花が楽しめるよう、大切に育てていきたいですね。
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