お手入れするのは、こちらの鉄のフライパンです。
お見苦しくて、ほんとに申し訳ありません。
何年も愛用した年季モノ。
コゲコゲがびっしりこびりついていて、ちょっとやそっと磨いたくらいでは、もはやびくともしません。
このフライパンをコンロの上にのせ、15分ほどガンガンに加熱していきます。
「焦げを焼き切る」
という作業なんですが、かなりの高温になるため、安全装置が働いて火が消えることもあるようです。
ちなみに、ここまで焦げがひどくなければ、水を入れて煮立たせ汚れを取り除くだけでも十分かもしれません。
このフライパンは、かなり重度の汚れなので、ガンガン加熱にトライしてみました。
カンカンに熱したフライパンをそのまま粗熱が取れるまで冷ましたら、ステンレスのコテと、細かいところはマイナスドライバーを使って、ゴリゴリ。
びっしりついたコゲを、こそげ落としていきます。
辺り一面に焦げが飛び散りそうだったので、途中から大きめの箱の中にスッポリとフライパンを入れちゃいました。
実は、私、なんと素手で作業をはじめちゃったので、みるみるうちに手が真っ黒に!
もしトライされる場合は、軍手をはめて作業することを強くおススメいたします。
一度では、ちょっと無理だった…ので、もう一度、ガンガン加熱します。
そして、さっきの作業の繰り返し。
ほぼ、力作業です。
厚みのあるコゲが取れたら、今度は紙やすりでこすります。
紙やすりは、たまたま家にあったものを使いましたが、本当はもう少し目の粗いモノを使った方が良かったかも。
箱の中をご覧いただけるでしょうか?
まるで砂鉄のようですね。
ここまで、1時間以上かかりましたが、なんとか納得できるレベルまでコゲを落とすことができました。
次に、スチールたわしと洗剤で、しっかり洗います。
細かな焦げや汚れが落ちていくさまは。まさにスッキリ!
洗ったフライパンを、コンロにのせて水気をとばし、再び焼いていきます。
すっかりキレイになったフライパン。
ここまできたら、あともう少しです。
今度は、フライパン全体にサラダ油を塗って火にかけます。
これは「油膜を作る」という工程。
「シーズニング」ともいうようです。
モクモクと煙が上がってきて、ちょっとおっかなびっくりな気持ちになりますが、見守っているとおさまってきます。
これを、3回行いました。
焦げをはがして磨いたフライパンは、ちょっとグレー味がかった色でしたが、油を塗って火を入れるとどんどん黒っぽく!
この変化を見ているのが、なんとも言えずに面白かったです。
さて、フライパンから煙が出なくなったら、OK。
火を止めます。
これで、作業終了です。
あんなに老いぼれていたフライパンが、見事に蘇りました!
ところどころ、どうしても落としきれなかった部分もありますが、ここまでキレイになったので私としては大満足。
新品でピカピカなモノにはない味が出て、むしろいいかも!
捨てようかと思ってたんですが、やっぱりまだまだ現役バリバリで、仕事してもらうことにします。
※作業の工程は、ピンタレストのアイデアピン(動画)でも紹介しています。
https://www.pinterest.jp/pin/387591111691566624/
作業をするにあたって、YouTubeで下調べをしました。
参考にさせていただいた動画はこちらです。
https://www.youtube.com/watch?v=lZwLUiHEDJA&t=299s
https://www.youtube.com/watch?v=Vc4PhKELq5I&t=277s
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