おいしい丸鶏のポイント&クリスマス後の楽しみ方

おいしい丸鶏のポイント&クリスマス後の楽しみ方
投稿日: 2021年12月26日 更新日: 2021年12月28日
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ライター/料理人。息子、夫、ロングヘアード・ワイマラナーと4人で、極...
クリスマスが終わったら一気にお正月モード。
でもその前に!
クリスマスで焼いたでっかい丸鶏を最後まで味わいつくしましょう。

丸鶏って、焼くのに時間はかかりますが、オーブンに入れちゃえばじつは簡単。
それでいて、お肉はジューシー、詰め物には肉汁がたっぷりしみこみ、
周りに並べて焼いたじゃがいもやさつまいもにまで肉汁がしみこんで、カリッとおいしい。

クリスマス以外にも食べたくなるホリデーディッシュだと思います。
実際、わが家は「来週も丸鶏食べちゃう?」なんて話してますw

今回は、「食べちゃった後」のローストチキンをどうするか、を考えてみました!
骨までおいしいなんて最高じゃないでしょうか♡

材料

  • *サンドイッチ用
  • バゲットかバタール
  • 丸鶏で食べ残したチキン
  • クレソンやトマトなどの野菜
  • 赤ワイン+バルサミコ酢+はちみつ+塩
  • *フォー用
  • 市販のフォー(乾麺)
  • 丸鶏の骨と残ったお肉少々
  • もやし、ねぎ
  • 塩、こしょう

丸鶏をおいしくするポイントは「塩水につけておく」ブライン作業

丸鶏をおいしくするポイントは「塩水につけておく」ブライン作業

まずは丸鶏を焼かなきゃですね。

ポイントは、「食べる前日に買って、一晩ブラインする」ことです。
欧米では、かたまり肉を調理するときの手法として定番のひとつです。

ブライン(brine)というのは「塩水」または「塩水に浸ける」という意味。
実際には、塩と同量の砂糖も入れて「ブライン液」を作ります。

胸肉の部分とか、何もしないとぱさつきがちですが、ブラインすれば大丈夫♡

ブライン液の目安は、水の量に対して塩・砂糖がそれぞれ5%になるバランス。

丸鶏が1kgだとしても2kgだとしても、水を500cc入れたとすれば
砂糖も塩も25gずつ入れる、ってことですね。
あまり水の量が多いとしょっぱくなりすぎる場合があるのでご注意を。
ひとつの目安として500cc程度、と覚えておいてください!

私はそれ以外に、つぶしたにんにく、すりおろししょうが、
ハーブ(ローズマリーとかタイムとかオレガノとか)と月桂樹も一緒に入れておきます。

しっかり浸るように袋の口をしばったり、上下入れ替えたりはしますが
基本的に冷蔵庫にほったらかしで大丈夫です。

翌日は、焼き始める時間の2〜3時間前には冷蔵庫から出して室温に戻しておきましょう。

詰め物をするとおいしさ倍増!

詰め物をするとおいしさ倍増!

チキンだけを焼いてももちろんオッケーなのですが。

調理するとわかるけど、内臓が入ってた部分が当然ごっそり空いてるわけです。
「何か詰めたい!」と思うのが人情ってもの。

何を詰めるかはホント自由です。
季節の野菜でもいいし、クスクスやパンを詰める人もいます。

わが家の定番はリゾット。
玉ねぎとにんじんのみじん切り、大きめに切った厚切りベーコンが具材で、
戻した乾燥ポルチーニと野菜ブイヨンと塩で味を決めています。
(リゾットだけで食べてもおいしい!というくらいの味付けに仕上げます★)

焼き時間については、表面だけに焼き色がどんどんついちゃうので
「お、焼けた!」と思いがちですが、切ってみたらモモの下あたりはまだピンクだった・・・
なんてことになりがちです。

焼き色がしっかり付いてからは表面をアルミ箔で被ってそれ以上焦げないようにしたうえで
中までしっかり焼きましょう!

オーブンの性能によっても違うのでなんともいえませんが
わが家のオーブン(性能はしょぼ目w)の場合、
1kgぐらいの丸鶏なら、200度で1時間、その後アルミ箔をかぶせてさらに20分くらいは焼きます。
もし焼き色がもっとほしい場合は仕上げに高温のグリルで好きな色になるまで焼きます。
皮がパリッとしてたほうが絶対においしい!ですもんね〜^^
2kgぐらいあるときは、温度を調整しつつ合計2時間くらいは焼くかな〜。

余り物活用1)サンドイッチ

余り物活用1)サンドイッチ

ここからようやく本日のテーマ!

もしもお肉が余ったら!の活用法です。
おいしいのでたいてい食べちゃいますが、家族の人数に比して丸鶏が大きかった場合などは
やはり多少残りますよね^^

まずは使い捨て手袋をはめて肉を骨から離し(しっかり焼いてあるので骨離れいいです)
食べやすい大きさに手でちぎってから
「赤ワイン+バルサミコ酢+はちみつ+塩」で作ったソースで少し煮詰めます。

濃いめの味付けがおいしいので、お好みで醤油などを入れても合いますっ!

で、クレソン、トマトなどと一緒にバゲットでサンド。
サンドする前にバゲットをトースターやオーブンでカリッと温めておくと
より美味です。

普通のチキンよりやわらかいし、旨みが濃厚。
チーズとか入れなくても十分においしいサンドイッチになります。

余り物活用2)フォーガー(鶏肉のフォー)

余り物活用2)フォーガー(鶏肉のフォー)

もうひとつは、骨まで味わいつくすお気に入りのレシピです。
※サンドイッチをやったうえでさらにこのレシピを実践することも可能!
トッピングのチキンが足りない場合は別途、ご用意ください♡

フォーの命はやっぱりスープ。
食べ終わった後の鶏ガラと野菜(ネギの青い部分、にんじん、生姜など)を
圧力鍋に入れ、水から火にかけます。

沸騰したらアクをのぞき、そのあと蓋をして圧力をかけます。
圧がかかってから40分〜1時間程度で、めっちゃ濃厚なスープが取れます。
(長時間やると白濁した濃いスープになります。サラッと味わいたいなら30分程度でも)

圧力鍋がない場合は、骨がバラバラになるくらいまで煮るとよいです!
一度ローストしてあるので、けっこうすぐにほぐれます。

息子が大好きだったフォーのお店があるのですが、今は閉店しちゃってて(残念)。
このフォーを食べたとき、息子が「え!?あのお店のやつよりおいしいかも!?」と
激ボメしてくれたくらい、おいしいフォーになりました◎

コツ・ポイント

時間はそれなりにかかる丸鶏ですが、「やってよかった!」と思える仕上がりになるので
やっぱりうれしいです^^

食べた後までおいしいので、わが家はクリスマス以外にも丸鶏を食べます。
100g当たり100円以下の時もあるので、1kg程度の丸鶏なら価格的にも非常にお安い!

何回か作ると慣れてくるので、「立て続けに2日連続★丸鶏ナイト」とかもアリですよ!

ちなみに。
食べたその日は「もう、後片付けとかで疲れた!」ってなると思うので、
残った丸鶏は大きめのジッパーバッグ(IKEAの特大のやつとか)に
骨のまま丸っと冷蔵庫に入れておき、
翌日に使い捨て手袋とかはめて骨と肉を放す作業をやるとよいですよ〜。
ただ、置いておくとおいしさはどうしても失われてしまうので、
余力があれば「肉を骨から放してソースで煮ておくところ」までその日にやっておき、
ガラスープは翌日に、とかでもよいと思います!



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