クリスマスツリーといえばやはりモミの木。
クリスマスツリーの代表格であるモミは、マツ科の常緑針葉高木で、四季を通して美しい濃いグリーンが楽しめます。成長が早く、樹高も高くなりますが、庭に十分なスペースがない場合や、大きさを管理したいときには、鉢植えで育てることもできます。
モミノキは日当たりと風通しのよい場所を好みます。寒さには強いですが、暑さと乾燥には弱いので、直射日光が当たりすぎない場所に植え、夏場は土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。新芽が出るころに肥料を与えて、枝葉が混みあわないよう定期的に剪定(せんてい)をしましょう。
ヒノキ科の針葉樹で、円錐形の樹形がクリスマスツリーとしてもおすすめです。
鉢植えはもちろん、耐寒性があるため庭植えでも育てることができます。日当たりのよい場所を好みますので、室内で育てるときは窓際など、できるだけ明るい場所に置くことをおすすめします。生育が旺盛で成長が早いため、定期的に剪定して樹高の管理をすることも大切です。植栽の適期は3月~4月、または9月~10月ころ。挿し木で増やすこともできます。
モミノキとならんで、クリスマスツリーに使われる定番の樹種「ドイツトウヒ」。
ヨーロッパ原産のマツ科の常緑針葉高木で、「オウシュウトウヒ」ともよばれています。成長が早く、大木になるため植栽するスペースと剪定による管理は必須です。近年は、樹高があまり高くならないよう改良された園芸品種もあります。
この他、「ウラジロモミ」「トド松」「エゾ松」「カナダトウヒ」などもおすすめです。
今回取り上げたもの以外でも、円錐形に育つ針葉樹はクリスマスツリーに適した樹種といえるでしょう。お庭に針葉樹がないときは、クリスマス時期の冬季に緑の葉をつける常緑樹を飾り付けてもいいですね。
飾り付けをきれいに見せるために、まずは基本となる樹形を整えておくことが大切です。また、枝葉が茂りすぎているとせっかく取り付けたオーナメントなどの飾りが枝葉に隠れてしまいますので、不要な枝葉は剪定しておきましょう。
飾りを取り付ける際には、重量のあるものは枝に負担がかかりますので、枝が耐えられる範囲のものにします。また、リボンなどは結びつけるときに、強く縛ってしまわないように気を付けることも大切です。
庭木をイルミネーションで飾り付けしたいというときには、生い茂った葉が光を遮ることがなく、取り付けしやすいことから落葉樹もおすすめですよ。
季節に合わせて樹木のある生活を楽しみましょう!
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