人間の頭髪の総本数は約10万本。1本1本の髪には寿命があるため、ある程度成長した毛は自然に抜け落ちていきます。
抜け毛の本数は季節や環境によっても左右しますが、1日あたり50〜100本が一般的です。
また、シャンプーによる抜け毛は1日の抜け毛の約6割を占めると言われているため、シャンプーによる抜け毛は60本までなら正常な範囲と言えます。
シャンプーで抜け毛が起こる原因は大きく分けて次の3つです。
①そもそも寿命だった
②シャンプーが合っていない
③ストレスや生活習慣の影響
まず考えられるのが、そもそも寿命だった、というもの。
毛髪には毛周期（成長期→退行期→休止期）があり、成長がストップした毛髪は自然に抜け落ちていきます。
次に考えられるのが、シャンプーが頭皮に負担を与えている可能性です。例えば、洗浄成分の強いシャンプーを毎日使い続けることで頭皮環境が悪化し、抜け毛が増えることがあります。
また、ストレスや生活習慣の影響も疑ってみましょう。
ストレスや不規則な生活により頭皮の毛細血管が収縮し、髪に必要な酸素や栄養が届きにくくなることもあります。
多くの男性が悩む「AGA（男性型脱毛症）」を発症している可能性もあります。
AGAは早い人だと10代から抜け毛・薄毛がゆっくりと進行するため油断は禁物です。
30代以降になると発症率が格段に上がるのもAGAの特徴。
「抜け毛が多くて心配」「最近ボリュームが減ってきた気がする」など少しでも抜け毛・薄毛に関する不安があれば、すぐにでも専門クリニックで相談しましょう。
シャンプー中の抜け毛が気になる方は、次の3つのポイントを意識してみてください。
①ゴシゴシ洗いをしない
②シャンプーを見直す
③洗髪後はすぐに乾かす
刺激の少ないアミノ酸シャンプーやノンシリコンシャンプーを使い、指の腹で優しく洗うのがおすすめです。
また、洗いすぎは必要な皮脂まで落としてしまうため、シャンプーは1日1回までにとどめましょう。
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