国際薬膳師が伝える「どくだみ茶の淹れ方」

国際薬膳師が伝える「どくだみ茶の淹れ方」
投稿日: 2021年9月15日 更新日: 2021年9月15日
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国際薬膳師&ライターの松橋 佳奈子です。薬膳とおばあちゃんの知恵をベースに「養生キッチンふうど」を立ち上げ、風土食をのこす・つくる・伝える活動をしています。今回ご紹介するどくだみは「日本の三大薬草」のひとつです。どくだみには独特の強い香りがありますが、さまざまな効能が古くから民間療法にも使われてきました。どくだみ茶は熱湯を注いで待つだけでも飲めますが、風味や成分をしっかり抽出するために、基本的には熱湯で煎じてから飲みます。一日数回に分けて飲むようにしましょう。

 出典元:「AGRI PICK」 https://agripick.com/3188

材料 (どくだみ茶 数回分)

  • どくだみ茶葉 :5~10g(ひとつかみ分)
  • :1リットル

手順1

どくだみ茶葉と水を土瓶またはヤカンに入れて、火にかける。

手順2

沸騰したら弱火にして、5~10分間煮出す。

手順3

どくだみ茶葉をこして、保温ポットなどに入れて保存する。

おわりに

どくだみ茶は乾燥させたものを煮出すだけで、気軽に手作りできます。乾燥させることで、特有の匂いが和らぎ飲みやすくなります。

どくだみは、身近な場所に自生している植物です。近所を散歩する際などに、ぜひ探してみてくださいね。古くから人々に親しまれてきたどくだみを上手に活用して、健やかに過ごせますように。

【ライター】松橋 佳奈子
早稲田大学を卒業後、企業とNPOにてまちづくりの仕事に10年以上携わる。その間にバックパッカーとして35カ国を訪問・視察し、世界各地の風土と食文化について考察を深める。2014年に薬膳とおばあちゃんの知恵をベースに「養生キッチンふうど」を立ち上げる。現在は愛知県を拠点に、風土食をのこす・つくる・伝える活動をしている。主な資格は、国際薬膳師。

コツ・ポイント

煮出したどくだみ茶は、できるだけその日のうちに飲み切るようにしましょう。
また、どくだみ茶は単品でそのまま飲むだけでなく、ほかの素材とブレンドして楽しむこともできます。市販の健康茶などでも見かける定番の組み合わせとしては「どくだみ茶×ハトムギ茶」「どくだみ茶×ハブ茶」などがあります。我が家ではほうじ茶やトウモロコシのひげ茶などと一緒にドクダミ茶を煮出すことが多いです。香ばしい素材と組み合わせることで独特の風味が苦手な方や子どもにも飲みやすくなります。


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