缶詰で食中毒?膨張していると危ないかも ボツリヌス菌の危険性

缶詰で食中毒?膨張していると危ないかも ボツリヌス菌の危険性
投稿日: 2021年8月18日 更新日: 2021年9月14日
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缶詰で食中毒なんて、ないでしょう?

でもちょっと待って!

まれかもしれませんが、可能性はゼロではないんです。

食中毒を避けるためのポイントを紹介します。

※参考:東京都福祉保健局「食品衛生の窓」

ボツリヌス食中毒とは?

ボツリヌス菌によって起こる食中毒のことを、一般的に「ボツリヌス食中毒」といいます。

ボツリヌス菌の代表的な特徴に、以下のようなものがあります。
・熱に強い
・低酸素状態で増殖する傾向がある
・強い毒性がある

酸素が少ない缶詰・瓶詰めに要注意

酸素が少ない状態にある食品はボツリヌス菌が活発化し、繁殖しやすい環境に該当するそう。

市販されている缶詰や瓶詰め、またレトルト食品などに多い袋タイプの包装食品などは、ボツリヌス菌が繁殖しないよう、工場などで加工処理されているので、通常はそのような心配はいりません。

しかし、条件という面だけで見れば、ボツリヌス菌が繁殖しやすい条件に該当しますよね。

それだけに、油断や過信は禁物なのです。

ボツリヌス食中毒を避けるためのチェック法

ボツリヌス食中毒を避けるためのチェック法

①缶詰が膨張していないか
ボツリヌス菌が発生した食品の特徴の一つに、「膨張」があります。
袋の容器が膨らんでいる、缶詰の形がいびつに見えるなど、容器の状態に違和感を感じたら、食べるのを避けましょう。

②異臭がする
開けたときに異臭がしたり、見た目や食材の状態、味にちょっとでも違和感があるときは危険です。
もったいないですが、食べるのをやめましょう。

レトルト食品とチルド食品の違いに注意!

レトルト食品とチルド食品の違いに注意!

カレーなど、常温保存できる「レトルト食品」。

それと似ているのに、おかず系食品に多い「チルド食品」があります。チルド食品は冷蔵庫での保存が基本なので、常温保存してしまった場合、傷んだり腐ることがあるんです。

これらは、ちょっと見ただけでは、同じような密閉された袋状の製品。
それだけに、見分けがつきにくいので要注意といえます。

チルド食品のパッケージには「要冷蔵」と書かれていますが、レトルト食品か判断できない場合は、裏の製品表示に書かれている「保存方法」などでも確認するようにしましょう。

乳児はハチミツも危険です!

乳児はハチミツも危険です!

実は、1歳未満の赤ちゃん(乳児)については、
「ハチミツ」もボツリヌス食中毒を引き起こす可能性があるため、食べさせるのはNGです!

ハチミツは1歳を過ぎてから。

そのときも、赤ちゃんの様子を見ながら、あげるようにしましょう。

コツ・ポイント

ボツリヌス菌による食中毒は、嘔吐などの症状が多いそうですが、
場合によっては、より重症な状態に陥ったり、死亡する可能性もゼロではないといいます。

十分に注意しましょう。



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