日焼けするとメラニン色素が活性化するのですが、その状態で光やレーザーを照射すると痛みが強くなります。
なぜなら、脱毛では毛根の黒い色素（メラニン色素）に吸収される光やレーザーを使って発毛組織にダメージを与えるためです。
日焼けしてメラニン色素が活性化している状態で照射すると、肌にまで光やレーザーが反応してしまい強い痛みを伴います。
また日焼けした肌は紫外線による一種のヤケド状態にあり、ダメージを受けた状態です。乾燥やバリア機能の低下をまねいているのも、痛みを感じやすくなる原因の一つです。
日焼けして肌がデリケートな状態、かつメラニン色素が活性化している状態で照射してしまうと、必要以上に高熱・ダメージが肌に加わるためヤケドのリスクが高まります。
ヤケドだけでなく、シミや色素沈着が起こる可能性もあり非常に危険です。
・日焼けの度合い
・取り扱う脱毛機の種類
によってサロン・クリニックごとに対応は異なりますが、基本的には日焼けをしている肌への照射はできません。
せっかくツルすべ肌を目指すのに、シミや色素沈着が残ってしまうのは避けたいですよね。
安全に脱毛することはもちろん、最悪のケース避けるためにも、脱毛期間中はしっかり日焼け対策を行いましょう。
軽い日焼け状態で「施術可能」と判断された場合でも、肌への負担を考慮して出力を下げる必要があります。
出力を下げれば、その分脱毛効果も低下してしまうことに。
・予定通りに脱毛が終わらない
・脱毛に通う期間が長くなる
・追加照射により費用がかさむ
このようなデメリットにも繋がってしまうため、脱毛期間中は日焼け対策に力を入れる必要があります。
強い出力で効果的に脱毛するためにも、日焼け対策を徹底し、健康な肌状態を維持しましょう。脱毛部位の保湿にも力を入れると尚良いです。
日焼けしてしまい「照射するのは危険」と判断されれば施術を断られてしまいます。日焼けがなくなるまでは施術できません。
安全のため、2ヶ月から3ヶ月の回復期間を設ける場合もあります。
脱毛期間がどんどん延びてしまうほか、有効期限が設けられている場合は有効期限内に回数を消化できなくなる可能性も出てくるので注意が必要です。
紫外線は1年を通して降り注いでいるため、脱毛中は油断せず紫外線から肌を守りましょう。
紫外線に気をつけていても、うっかり日焼けしてしまうことはあります。
日焼けしてしまった場合、まずは炎症が起きている部位を水で冷やしましょう。ヒリヒリ感が治まるまで水で冷やしたら、濡れタオルに保冷剤を包み、日焼けした部位をさらに冷やしてあげます。
しっかり冷却したら、次は保湿です。日焼けした肌はバリア機能が低下し、刺激に無防備になっています。そのため化粧水やクリームなどで入念に保湿ケアを行いましょう。化粧水やクリームはなるべく低刺激なものがおすすめです。また保湿ケアは継続して行うようにしてください。
サロン・クリニックに相談することも大切です。
日焼けがおさまっても、念のため照射前に肌をよくチェックしてもらい、安全を確認したうえで脱毛施術を行いましょう。
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