食器用中性洗剤には「界面活性剤」が含まれています。界面活性剤はタンパク質を変容させる性質を持っています。
この働きが手肌の潤いを守っている皮脂を攻撃して、手荒れが起こる大きなきっかけを作ってしまうというわけです。
食器洗いをするときには、手肌に洗剤成分が直接触れないようにゴム手袋をしましょう!
手洗いの機会が増えている今、いつも以上に手が荒れやすい状況になっています。
直接素手で皿洗いするのは控え、ゴム手袋で手肌を守りましょう。
【参考:製品裏の説明欄「炊事用手袋を使用して」】
食器用中性洗剤(参考:「キュキュット」)のパッケージ説明欄を見ると、「原液をスポンジに含ませて使用する時は炊事用手袋を使う」とあります。
主婦湿疹(手湿疹)につながる恐れもあるので、普段から気をつけておきましょう。
食器用中性洗剤で食器を洗う時は、ゴム手袋(炊事用手袋)を使用しましょう。
界面活性剤による直接のダメージを防いでくれます。
すでに手荒れがひどく、ゴム手袋をしても痛む場合は、ゴム手袋の下に市販の綿100%手袋をすると楽に作業できます。
手荒れをひどくする一因は、ダメージを受けた手肌をそのまま放置してしまうこと。
もしも素手で洗い物をしてしまったときは、すぐにハンドクリームを塗りましょう。
失われた手肌のバリア機能を取り戻し、手荒れの進行を防いでくれます。
【濡れた手でつけられるハンドクリームもおすすめ】
ハンドクリームを塗るのが面倒という方には、「アトリックス ハンドミルク」がおすすめ!
食器洗い後の濡れた手にそのまま塗るだけで、手荒れを防ぐという新しいタイプのクリームです。
台所・洗面所などに1個ずつ置いておけば、家族みんなで気軽に手荒れケアができます。
食器用中性洗剤は、水で薄めれば、洗面所の掃除やベランダ掃除など、ちょっとした掃除用の洗剤としても大活躍してくれます。
ただし、主に以下の2箇所で使ってしまうと、シミになってしまう可能性があるので、使用はNGです。
●壁紙(水を弾かないもの)
●無塗装の家具
手荒れをもたらす界面活性剤ですが、実は、これがもつ「親油性」と「親水性」の2つの作用によって汚れをキレイに落としてくれているんです。
【親油性(しんゆせい)】
油汚れになじんでくっつく性質。このお陰で食器についた油汚れが落ちる。
【親水性(しんすいせい)】
水になじんでくっつく性質。このお陰で、親油性でくっついた油汚れは、食器から強引に引きはがされるように、水と一緒に流れて食器がキレイになる。
一度、手荒れがひどくなると、痛みや痒みだけでなく、見た目にも辛くなってしまいます。
ちょっと面倒でも、ゴム手袋、すぐにクリームで手荒れを防ぎましょう!
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