意外と知らない!?【五月人形】の飾り方としまう時期

意外と知らない!?【五月人形】の飾り方としまう時期
投稿日: 2021年4月6日 更新日: 2021年7月26日
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5月5日、現代では「こどもの日」として浸透している「端午の節句」。
男の子の健やかな成長を祝う節句として、鎧や兜を飾るようになったのは江戸時代からといわれています。

定番の兜飾りやコンパクトな収納飾り、愛らしい大将飾りに鯉のぼりなど、節句を彩るお飾りはさまざま。

今回は、五月人形の種類や飾り方に加え、「どんな五月人形を選べばいいの?」「いつ頃、どうやって飾ればいいの?」「しまい方は?」という、皆さまからよくいただく疑問にお答えします!

種類は?

大きく分けるとこの2つに分類されます。
①鎧・兜・子ども大将飾りなどの「内飾り」
②鯉のぼり・武者絵のぼりなどの「外飾り」

「内飾り」には、鎧兜の装身具一式を飾る豪華な「鎧飾り」や、兜のみの「兜飾り」、人形を中心にした「大将飾り」「童人形」などさまざまな種類があります。

兜と人形どちらを選べばいいの?

お好みでお選びいただけます!

例えば、初節句のタイミングで「兜飾り」や「鎧飾り」を揃え、のちに「武者人形」などを加えていく方法もあります。
コンパクトサイズやモダンなデザイン、収納飾りなど、お部屋のインテリアやスペースも考慮して選ぶと良いでしょう。

飾る時期は4月上旬?飾る場所のおすすめは?

特に決まりはありませんが、一般的には春分の日が過ぎた頃から4月上旬頃とされています。
鯉のぼりなど外飾りの場合は、天候などを考えて4月上旬頃に飾ることが多いようです。

飾る場所は、湿気のあるところや直射日光の当たる場所は避けましょう。
変色や痛みの原因になります。

鎧または兜を飾台の中央にのせ、向かって右に太刀を、左に弓矢を飾ります。
鎧・兜の後ろが屏風です。
金属部分が多いため、お飾りを取り扱うときには手袋をして手指の脂が付着しないように気をつけるとよいです。

人形・鯉のぼりのしまい方は?

三月人形と違い、急ぐ必要はありません。

五月中旬頃まで楽しんで、晴天で空気が乾燥している日にしまうとよいです。
雨の日はホコリが取れにくく、湿気はカビの原因になります。

飾るときと同様、金属や漆塗りの部分に手指の脂がつかないように手袋をしましょう。
できれば、毛バタキや筆、柔らかい布などで優しく丹念に払い、柔らかい薄紙や和紙で一つ一つ包みます。
こうすることで保管中の湿気や汚れ予防にもなります。
一つずつ包まれた人形や道具を丁寧に箱に納め、隙間には紙などを詰めましょう。

鯉のぼりはホコリや汚れを取り除き、乾燥させてから収納します。
洗濯は型くずれしやすいので専門業者に依頼すると安心です。

防虫剤はお飾りに直接触れないように、箱の隅に適量入れておきます。
一年を通して湿気が少ない高い場所での保管がおすすめ。
クローゼットの上棚や押入れの天袋などが良いでしょう。


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