精油とは自然植物の花や根、皮などから抽出される揮発性・芳香性の油で、エッセンシャルオイルとも言われます。
天然純度100%のものだけが精油(エッセンシャルオイル)と呼ばれ、少量を抽出するだけでも大量の原料植物が必要になる貴重な天然素材です。
また、精油は原料となる植物によって香りや作用が異なります。
たとえば、ジンジャー(ショウガ)の精油は、精神的に疲れているときにも活力を与えてくれる香りです。集中力や記憶力を高める作用が期待できるため、勉強や仕事に集中したいときに役立てることができます。
爽やかな香りが特徴のレモングラスの精油は、ストレス解消や気持ちの切り替えに適しています。鎮痛作用も期待でき、筋肉痛や肩こり、腰痛などの緩和にも役立つと言われています。さらに、抗菌・抗ウイルス作用も期待でき、感染症予防などの用途でも注目を集めつつあります。
精油(エッセンシャルオイル)は、種類によって香りや心身への働きが異なり、さまざまな用途で活用することができます。
次は、精油のおすすめの活用方法をいくつかご紹介します。
○芳香浴
精油の活用法のひとつとして、芳香浴があります。
ティッシュやコットンなどに精油を1~2滴ほど落とし、デスクやテーブルに置いておくだけでお好みの香りを楽しむことができます。ゆったりと落ち着ける香りの精油を枕元に置くのもよいでしょう。アロマディフューザーなどの器具を使うのもおすすめです。
○アロマバス
精油を使ったアロマバスを楽しむのもおすすめ。
バスタブに精油を3~6滴(半身浴の場合は2~3滴)ほど加え、よくかき混ぜてお湯に浸かります。バスルームが精油の香りに包まれ、口や鼻、肌から精油の成分が浸透してくることを実感できるでしょう。
○抗菌・抗ウイルス用途の活用法も
精油の活用法として、抗菌・抗ウイルス用途の使い方もあります。
たとえば、抗菌・抗ウイルス作用が期待できる精油としてレモングラスやユーカリ、ラベンサラなどが挙げられます。
これらの精油を配合した抗菌・抗ウイルス製品も開発されています。お肌に優しい天然成分ですので、お肌が敏感な方や赤ちゃん、小さなお子様がいるご家庭にもおすすめです。
さまざまな香りや作用があり、目的に応じて幅広い使い方ができる精油。
気軽に外出や運動がままならない今だからこそ、精油を上手に活用しておうち時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
【美容ライター】 富永ゆう
キレイになれる情報を求めて日々情報収集を行い、そのネタを美容コラムとして発信中。併せて、30代になってから結婚した経験をもとに、恋愛に関する体験談も執筆している。
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