かくれんぼケーキを簡単に作るために使うのは、無印良品の「特大バウム」です。こんなに高さのあるバウムはちょっと見ないですよね。「デコレーションを楽しめるように大きめにカットしたプレーン味のバウム」との記載があるように、デコレーションすることを前提として商品化されたもの。バウムの特長は年輪のような幾重にも重ねた生地と、真ん中の穴。この穴を活用すれば、かくれんぼケーキが簡単に作れるというわけです。
中に入れるお菓子は、クリームがついても溶けたりしない、ふやけない、カット時にコロコロ転がるようなもの、ということを念頭に。無印良品のお菓子の中から、かくれんぼケーキにぴったりなこちらの商品を選びました。食べるときにみんなでつまんで食べられることもポイントの1つです。
塗るクリームは生クリーム、チョコクリーム、カスタードクリームなどいろいろありますが、お好みのクリームで。今回はお菓子を詰めこむため、フルーツなしでもさっぱり食べやすいヨーグルトクリームを使いました。
キッチンペーパーを敷いたザルに無糖のプレーンヨーグルトを入れ、一晩おくと水切りヨーグルトができます。生クリームに砂糖を加えて6分立てにしてから水切りヨーグルトを混ぜます。
芯は力もいらず、スルッと簡単に外れます。
まずは下塗りをします。パレットナイフを使ってペタペタ塗ります。
この時は凸凹してきれいに塗れていなくても大丈夫です。穴の部分はお菓子を詰めるのでクリームは塗らずにそのままにしましょう。全体に塗れたら、いったん冷蔵庫に入れてしっかりなじませます。
その間に色付きクリームの準備。今回は色の調整がしやすいように、ウィルトンのアイシングカラーを使用しました。ほかに、食紅や、色付き粉糖、野菜やフルーツのパウダーなどでも色付けできます。今回は淡い淡いベビーカラーの4色を作りました。使う量はそれぞれそんなに多くはないので、写真の量くらいで間に合います
お菓子を詰めます。
鈴カステラをきっちり詰めて蓋をします。
穴の部分にクリームを塗って隠しましょう。
下塗りをした上にもう1度クリームを多めに塗っていきます。この時は横方向に塗るようにします。凸凹があっても大丈夫。
全体にクリームを塗れたら、色付けしたクリームを1色ずつパレットナイフに薄く付けて、横に動かしながらペイントしていきます。壁塗りをしている気持ちでス~っと薄く塗ります。今回は淡い色合いをランダムに塗って、優しい雰囲気にまとめるため、クリーム同士が混ざって色が変化しても、それがまたいい味を出してくれます。もしペイントする色をはっきりと出したい場合は、バタークリームなどの硬めのクリームが向いています。
上の表面も色が混ざったように塗りますが、側面よりも平らに整えます。完全につるんときれいに塗れなくても大丈夫です。口金を付けた絞り袋に残った色付きクリームを塗りつけるように入れ、さらに絞り袋の真ん中の方に白いままのクリームを詰めてデコレーションします。この状態で絞ると、色が混ざったクリームになります。
使用した口金はこちら。お好みでデコレーションしてください。
かわいい雰囲気をもっと出すために、仕上げにアラザンを散りばめます。そしてシンプルなケーキを一気にお洒落な映えるケーキにしてくれる、ケーキトッパーを刺して完成。このケーキトッパーはなんとダイソー商品で100円!
ペイントデコレーションの完成です♪
バウムはスポンジケーキよりもしっかりしているのでカットはしやすいですが、高さがあるためカットした部分が倒れやすいです。お皿を準備してからカットしてください。
お菓子がコロコロ転がり出てきました~♪これがすごくテンション上がるんです♪
転がることを想定して、お皿はお菓子をキャッチしてくれるような縁のあるものか、大きめのお皿がおすすめです。
無印良品のバウムはずっしりと密度のある生地です。ふわふわしたスポンジケーキとは違いますが、しっとりして食べ応えがあります。食感は、重量感を意外にもあまり感じない、柔らかで軽い口当たり。ついついパクパクと食べてしまいそうなおいしさなのですが、あとでおなかにたまるので、食べ過ぎに注意。特大バウムは自分でカットできるだけに、特に気を付けましょうね。
フルーツを詰める場合はしっかり水気をふき取って使ってください。
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