竜胆(リンドウ)をもっと知ろう!花言葉や育て方

竜胆(リンドウ)をもっと知ろう!花言葉や育て方
投稿日: 2020年7月9日 更新日: 2020年7月9日
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身の回りにあっても中々目を向ける機会のない花。改めて観察してみるとそこには新たな発見があることも。今回は竜胆(リンドウ)について様々な情報をお届けしたいと思います!

竜胆という花

竜胆はリンドウ科リンドウ属の植物です。英語では「gentian(ジェンシャン)」と呼ばれ、日本では和名の竜胆という呼び方のほかに笹竜胆(ササリンドウ)や疫病草(エヤミグサ)と呼ばれることもあります。古くから親しまれている花で、古今和歌集や枕草子にも登場します。薬草としても有名で、根っこが竜の胆のように苦いことから中国で「竜胆」と名付けられました。その読み方「りゅうたん」が変化して「りんどう」という名前になったそうです。由来を知らないと、花と漢字のイメージが一致せず戸惑ってしまいますね。

花の色は種類が豊富で、青や水色、紫色や白などが存在します。開花時期は9月から10月で、9月16日や10月1日、10月20日の誕生花です。実は長野県や熊本県の県花にもなっています。

竜胆の花言葉

竜胆の花言葉は複数存在し、「悲しんでいるあなたを愛する」「誠実な人柄」「正義」「的確」「さびしい愛情」などがあります。群生せずに花を咲かせることが「悲しんでいるあなたを愛する」「誠実な人柄」の意味の由来となっているそうです。少し影のある意味を持つ花ですが、一方で「正義」や「的確」という意味はかっこいいですね。

竜胆を園芸で楽しむ

竜胆は多年草と異なり、一度枯れた後に休憩期間を挟み、再び成長して花を咲かせることが特徴の宿根草という植物です。肥料は植える際に元肥として与えるほか、隔月で緩効性肥料を与え、月に1〜2回は液肥をあげてください。日当たりのよく、水はけの良い土で水やりを行いながら育ててあげましょう。花に水をかけると閉じてしまうため、水やりはなるべく花にあたらないようにするとよいでしょう。害虫の被害にあうこともあるので、適宜薬剤を散布してください。

休憩の季節となる冬には地上部が枯れますが、花がらを摘みつつ控えめに水やりをすることで、翌年も花が咲くことでしょう。春には新芽の部分を摘み取る摘芯を行うことで、コンパクトに咲かせることもできます。

竜胆を園芸で楽しみたい方はこちらのネット通販などから苗を購入できます。
https://search.rakuten.co.jp/search/mall/%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%A6+%E8%8B%97/

参考文献
小学館の図鑑NEO 花(小学館・2014)
園芸大図鑑 あらゆる植物が育てられる全1000品種以上掲載 新装版(ブティック社・2020)
花屋さんで人気の469種類 決定版 花図鑑(西東社・2020)
花のことば辞典 四季を楽しむ(講談社・2019)
色・大きさ・開花順で引ける季節の花図鑑(日本文芸社・2004)
ちいさな花言葉・花図鑑(自由国民社・2019)


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