新型コロナウイルスの感染拡大は、多くの人にこれまで経験したことのないような環境の変化をもたらしと言えそうです。乳幼児を子育てするパパママにとっては、感染リスクや仕事スタイルの変化、保育園・幼稚園や学校のコロナウイルス対策への対応、経済的な不安など、保護者として、そして社会人として、いっこうにストレスは減りません。
こんななか、まずはパパママが平常心を取り戻していくことが、子どもとの向き合い方にもよい影響を与えると思います。苦しいな、大変だなと思ったら、口に出してみましょう。誰かに伝えることで、少し心が軽くなるということがあります。
気分転換の方法もいろいろ探してみたいところです。日頃なかなか時間がとれない人にとっては、読書や音楽・映画・ドラマの鑑賞を楽しむ絶好のチャンスととらえましょう。また、カラダを動かす機会が減るので、運動不足という状況に陥りがちです。最近は、SNSや動画配信サイトなどで、家庭でできるエクササイズがたくさん配信されています。子どもと一緒に楽しめるエクササイズや遊び方もたくさん紹介されているので、ぜひ活用してみてください。
乳幼児であっても、身近なパパママに大きな変化が起きているということは、無意識のうちに感じ取っているのではないかと思います。また、幼稚園や保育園の休園、お友達と遊べないことは、子どもにとってもストレスになることでしょう。日常の変化について、「なんで?」「どうして?」と聞かれたら、まずは子どもの声を受け止めるようにしていきましょう。
ポイントは、不安な気持ちを否定しないことです。耳を傾けて、「そうだね、不安だよね」と共感することで、子どもたちは安心できるといいます。
また、状況を肯定的に“翻訳”してあげることも大切です。お友達と遊ぶ機会が減った場合は、「パパやママと遊ぶ時間が増えたね」と伝えたり、外出が難しい場合は、「おうちでこんな楽しいことをしようよ」と声をかけたりするなど、できるだけ不安を増長させないようにしていけるとよいですね。
例えば、子どもと過ごす日の予定表を作ってみるのはいかがでしょうか。かわいいイラストのついた時間割表を使ってみるのもよいですね。子どもがどんなことをしたいのか、ゆっくりと話し合いながら、一緒に運動したり、料理をしたりする予定を立ててみましょう。終わった後、「楽しかったね」「手伝ってくれてありがとう」というパパママの気持ちを伝えれば、子どもの自己肯定感や自尊心を育むことに繋がっていくのではないでしょうか。
逆に「ここまで子どもとじっくり向き合えるのはめったにない機会」というとらえ方もできます。親子の間で気持ちが分かち合える関係づくりができるとよいですね。
各自治体の運営する児童館や子育て支援センターで出会うパパママたちと、ストレス解消のアイデアを交換しあうことは、パパママのストレス解消にもなると思います。
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