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菊をもっと知ろう!基本知識や花言葉

菊をもっと知ろう!基本知識や花言葉
投稿日: 2020年6月19日 更新日: 2020年7月16日
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身の回りにあっても中々目を向ける機会のない花。改めて観察してみるとそこには新たな発見があることも。今回は菊(キク)について様々な情報をお届けしたいと思います!

菊という花

菊は中国原産のキク科キク属の植物。英語では「chrysanthemum (クリサンセマム)」と呼ばれ、日本では菊という呼び方のほかに星見草(ホシミグサ)や千代見草(チヨミグサ)と呼ばれることもあります。開花時期は9月〜11月で、1月5日や10月1日、12月1日に加えて12月9日の誕生花となっています。名前の由来は1年の終わりに咲くことから「窮まる(きわまる)」という言葉が転じてつけられたそうです。

菊は花の大きさが18cm以上のものを「大菊」、9cm以上18cm未満のものを「中菊」、9cm未満のものを「小菊」と呼び、その中でも形によって名前が分かれています。例えば大菊の中でも花びらが太くこんもりとしたものは「厚物」、細く管のような形状のものは「管物」と呼ばれます。小菊は品種によっては料理の添え物として使われることもあります。

また特に品種改良によって西洋から持ち込まれた菊は「マム」と呼ばれており、日本の菊にはなかった形や色から、日本で根強く存在していた仏花のイメージを覆しつつあります。例えば「アナスタシア」シリーズはオレンジ色やピンク色、黄緑色の花を持つ品種ですが、従来の菊とは異なり花びらが細く立ち上がるように咲きます。他に「ロリポップパープル」という紫色でポンポン咲きが特徴的な品種もあります。

菊の紋

菊の紋章には様々な種類がありますが、中でも「十六葉八重表菊」は現在の皇室の家紋となっています。菊の紋が皇室の家紋として使われ始めたのは12世紀後半、後鳥羽上皇の時代からだそうです。

菊の花言葉

菊の花言葉は複数存在し、「高貴」「高尚」「高潔」などがあります。皇室の家紋に使われていることや、気品あふれる花のイメージからこれらの意味がつけられているようです。また色別で異なる花言葉を持ち、例えば赤い菊には「あなたを愛しています」、白い菊には「真実」、黄色の菊には「破れた恋」とつけられています。恋愛に関する意味を持ちますが、色によって反対の意味となるため贈り物に菊を選ぶ場合は気をつけた方がよさそうですね。

菊を園芸で楽しむ

菊は多年草と異なり、一度枯れた後に休憩期間を挟み、再び成長して花を咲かせることが特徴の宿根草という植物です。日当たりの良い場所を好みますが、花が満開になったら半日陰の場所で育ててあげましょう。水はけのよい土を好み、表面が乾いたら水をたっぷりあげてください。春から秋にかけて新しい株が成長しますが、茎の先端を摘み取るとわき芽が生えて花がにぎやかになります。

菊を園芸で楽しみたい方はこちらのネット通販などから苗を購入できます。
https://search.rakuten.co.jp/search/mall/%E8%8F%8A+%E8%8B%97/

菊を切り花で楽しむ

菊は切り花の国内生産量第1位になるなど、大変人気の高い花となっています。通常5日から1週間程度持ちますが、花よりも先に葉が枯れていくため適宜間引いていきましょう。

菊を切り花で楽しみたい方はこちらのネット通販などから購入できます。
https://www.hanadonya.com/flowers/10075/10093.html

参考文献
花屋さんで人気の469種類 決定版 花図鑑(西東社・2020)
美しい花言葉・花図鑑-彩りと物語を楽しむ-(ナツメ社・2015)
ちいさな花言葉・花図鑑(自由国民社・2019)
小学館の図鑑NEO 花(小学館・2014)
園芸大図鑑 あらゆる植物が育てられる全1000品種以上掲載 新装版(ブティック社・2020)


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