知り合いの山にてたけのこ掘り。
3密どころか全く人がいない贅沢な状況で、時間をかけて丁寧に掘っていきます。
去年も掘らせてもらったし、今年は力も付いたせいか、
かなり大きなたけのこも、傷つけることなく掘ってくれた息子。
山椒の葉や蕗も収穫させてもらいました。
ずーっと家にこもりきりだったから、さぞかし心地よかったことでしょう。
先端が少〜しだけ土から出ているものを掘ったので、
こんなビッグサイズでも「えぐみ」なし。
ただし、掘ったらなるべく早く茹でておくのがポイントです。
掘ったその日のうちに、大きな鍋を3個も使ってじっくり下茹でいたしました。
(茹でてから水にひたして冷蔵庫に置いておけば、数日はおいしくいただけます)
漫画『美味しんぼ』で、ほりたてのたけのこをその場で(下茹でせずに)
お刺身で味わう、という有名なシーンがありますよね。
あれをぜひやりたかったのですが、さすがに「竹林ですぐにっ!」
というわけにはいかなかったので、下茹でしたたけのこをお刺身風に。
えぐみは全くなく、甘さを感じます。
刺身醤油でいただきましたが、いくらでも食べられる感じ♥︎
自分でがんばって掘ったからこその贅沢な食べ方ですね!
イタリア・ナポリの定番おつまみ、ゼッポリーネからヒントを得て、
青のりを混ぜたフリットに!
ゼッポリーネはピザ生地(強力粉+薄力粉、ドライイースト、塩)に生の岩のりを混ぜ、
発酵させたものを丸めて、カリッと揚げて作ります(日本人は大好きな味♥︎)。
あのガリッとした生地でたけのこを揚げるのも絶対おいしいのですが、
今回は簡単に、市販の天ぷら粉に粉末の青のりを加えて使用。
さっくり揚がったら、塩をまぶしていただきます。
揚げたてがたまらなくおいしくて、揚げたそばからつまみ食いが止まりません!
思えばこの食べ方、実家の母がたけのこの季節によくやってくれたんです。
わが家は兄弟そろって「磯辺揚げ」が大好きだったので^^
昨年、息子が初めてたけのこ掘りに行った後に、彼が自分で味付けしたペンネ。
これがもうホント絶品で、もちろん今年も作ってみました!
まずは「ママがいつもやるように」と、
多めのオリーブオイルでつぶしたにんにくを炒めて香りを移し、
刻んだパンチェッタをカリカリに炒めてから、下茹でしたたけのこを投入。
味付けはたっぷりのバターと、わが家が愛用している鹿児島の醤油。
(関東の醤油より甘味が強く、旨みも効いているので、1本で味が決まります)
途中、少量のお湯(パスタを茹でている茹で汁でOK)も加えながら
汁気のあんばいと味をととのえていきます。
ペンネをアルデンテに茹で上げて水気を切ったら、ソースのフライパンにうつし、
しっかりあえて、もう一度味見。
(もしここでクリーミーさが足りなければ生クリームやバターを足してもOK。
塩気が足りなければ塩や醤油で調整します)
しあげにパルミジャーノ・レッジャーノとイタリアンパセリをふりかけたら完成!
シンプルな味付けのリゾットも、旬のたけのこのおかげで、すごいご馳走感!
この季節だけ味わえる、贅沢な「たけのこづくし」の食卓。
やっぱり一番登場機会が多いのはたけのこご飯ですよね。
たくさん収穫した今年、たけのこご飯は3回も作りましたw
良いお天気が続いても外出できない今年の春。
一日も早く平穏な日々が戻ることを祈りつつ、
おいしい自然の恵みと、たけのこを掘らせてくれた友人に、感謝感謝です。
たけのこを入手したら、とにかく速攻で下茹でしてアクを抜きましょう。
たけのこご飯もペンネもめっちゃおいしいですが、
今回とくにおすすめしたいのは、磯辺揚げです。
天ぷら粉に青のりを混ぜれば簡単なので、ぜひお試しください!
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます