スマホやタブレット、ゲーム機の普及も一因して、子どもの読書離れの傾向があるようです。一方、子どもの読書習慣を望む親は多く、どうしたら子どもが本好きになるか、気になっている人も多いのでは?
何となく読書は子どもにとってよい習慣のように思えますが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?
まず、本を読むことによって語彙や知識が増えます。それにより国語力や読解力が向上するとともに、数学など他の教科の成績にも寄与しているというデータもあります。
偉人とよばれる人たちやその道に精通した人たちの考え方や生き方を読書から学べるのも大きなメリットです。
読書によって身についたこれらの教養が「引き出し」となって、相対的に物事を思考できるようになり、コミュニケーション力の向上にもつながるそうです。
また本の文字情報から物語を自由に想像して楽しむことで、想像力も鍛えられます。
このように読書から得られるメリットや効果は数多く、世の親が子どもに読書を習慣にさせようとするのもうなずけます。
子どもに読書習慣が身につくと言われているコツをいくつか紹介します。
まずリビングや子供部屋、寝室、車の中など、ふとした時に本を手にとれるよう、日常生活の周りに本がたくさんある環境を作ることが大切です。
そして幼少期に推奨されている読み聞かせを、文字が読めるようになってもできるだけ継続しましょう。読み聞かせは愛情表現の一つと言われています。小さいうちから読み聞かせをすることで、愛情を感じる心地よい時間を過ごしながら本が面白いものだと感じることができます。
文字の読み書きができるようになっても、読み聞かせする本のレベルを変えながら継続することで、子どもの読書習慣につながると言われています。
小学生になると本人が意識しないと本を読むための時間を確保することさえ難しくなります。夜寝る前など毎日同じタイミングで少しの時間でも読み聞かせを続けながら、読んだ本の感想を親子で意見交換できるとベストです。
もし本への興味が薄れてきているようであれば漫画でもOKです。親が選んだ本を無理強いすると本への興味が薄れてしまうので、子どもが好きな本、ジャンルを選び、それを一緒に楽しんであげるのがよいそうです。
そして親が読書をしている姿を見せることも大切だそう。一緒に図書館や本屋さんに行き、親も子どもも好きな本を選んで読書を楽しむ時間を日常的に持つことで、本を読む時間が子どもにとって当たり前になります。
読書を子どもだけに求めたり、読む内容を強いたりすると、子どもは本を読むことに苦痛を感じてしまいます。子どもが楽しく取り組めるよう、子どもが興味あるものを選択し、一緒に日常的な時間として読書を取り入れていけるとよいですね。
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