誕生してからしばらくねんねの時期を過ぎて、1歳になると、つかまり立ちをしたり、歩きはじめたりと、どんどん行動範囲を広げていく子どもたち。これまでとは違う景色が見えたり、周囲のものが触ってみたくなったり、興味関心が広がる時期です。好奇心が旺盛になる時期だからこそ、いろいろな体験をさせてあげたいですよね。
1歳児は、音が出るものや、触った感触が楽しいもの、自分で動かせるものが大好きです。市販されているものでも、もちろんよいものがたくさんありますが、手づくりおもちゃも取り入れてみては。
例えば、小さいサイズのペットボトルにお米やビーズを入れて、振るとかわいい音のするおもちゃや、同じくペットボトルに色水やスパンコールなどキラキラしたものを入れるものもおすすめです。その際には必ずガムテープなどで中身がこぼれないように止めましょう。
おもちゃには対象年齢が書かれています。ひとたび年齢のものを楽しめるようになると、2歳、3歳と先取りしたくなるのが親心というもの。先取りをしても楽しめる、というケースもあるのですが、そのおもちゃを使いこなせず、興味を失ってしまうということもあります。
反対に、2歳・3歳になってから、1歳のおもちゃで遊ぶととても楽しめるという子もいます。それは、どう使えば楽しいか、自分の中で理解をしたうえで遊べるからではないでしょうか。
ですから、ルーピングや形合わせ、ボール落とし、積み木といった定番のおもちゃをいかに楽しむかということを、パパやママが一緒に関わりながら教えてあげられるとよいですね。
同じおもちゃでも、子どもによって遊び方はそれぞれ。1歳くらいになると、他の子どもが何をして遊んでいるかなど、気にするようになります。
保育園に通っていないというお子さんは、ぜひ児童館や子育て支援センターなどに遊びに行って、他の子どもたちと触れ合わせてあげてみては。そこで刺激を受けて、つかまり立ちをし始めたり、歩き出したりする子どももいます。
また、もっとも身近なパパやママが、おもちゃで楽しそうに遊ぶのを見せてあげられるととてもいいですね。「そうやって遊ぶのか」という気づきが、子どもの成長を促すことでしょう。
各自治体の児童館や子育て支援センターのスタッフに相談してみるのもおすすめです。
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