
ベトナムのバゲットは皮が薄めでサクッとかみ切りやすい食感が特徴です。
わが家はふだんがっつり本格派のバゲットを好んで買いますが、バインミーのときはやわらかめ食感のほうが本場っぽいので、近所のスーパー内ベーカリーで買います。
具をはさむ前にバゲットをオーブンやトースターでバリッとさせて香ばしさを出すのがおすすめです。
ベトナムでは注文してから炭火で焼いてくれるんですが、これがおいしさをワンランクUPさせる気がします。
具材は自由ですが、必ず入れるのは大根と人参のなます、そしてレバーパテ。
今回はベトナムハムの代わりにビアソーセージ(ビアハム)を入れ、メインの具材は豚しゃぶ、さらに鴨肉を加えて「肉感」をUPしています。
海老や牛肉、チキン、ベーコンなどを挟んでもおいしいです。
味付けのポイントはヌクマム(ヌックマム or ニョクマムともいいますね)。
長持ちする調味料なのでぜひ1本!
※ヌクマム=ベトナム料理の味付けに必須の魚醤。炒め物、麺類、スープ、和え物など、いつもの塩分をヌックマムに変えると、とたんにアジアっぽくなります。例えばフォーの味付けにもヌクマムが欠かせません。ヌクマムに砂糖とレモン、唐辛子・にんにくをお好みで出せば、いろんな料理に会う「ヌックチャム」というタレができます。
ヌクマム(もしくはタイのナンプラー)はスーパーでも買えますが、できれば熟成期間の長いものがおすすめ。
傾向として、ベトナム産ヌクマムのほうがタイのナンプラーより香りが強く塩気が薄めです。
商品によって違うので、味見しながら少しずつ足して調味しましょう。
塩気を入れすぎた!と思ったら水を出せば大丈夫です☆
にんじんと大根を同量程度(作りやすい分量でOK。余ったらおかずにどうぞ!)細切りにしてひとつまみの塩で揉み、電子レンジで加熱する(600wで1分弱)。
※大根の辛みをとるのと、早く味をなじませるため。辛みの好きな人はレンチン不要です。
※細切りにする際、私は沖縄の「にんじんしりしり」に欠かせない「しりしり器」を使っています。
手早くできて本当に便利。キャロットラペにもおすすめです!
粗熱が取れたらキッチンペーパーで絞ってしっかり水気を切る。
ヌクマム(またはナンプラー)、ビネガー(今回はリンゴ酢を使用)、砂糖各大さじ2を混ぜ合わせて、砂糖が溶けるまで加熱したら、にんじん・大根と和える。
味を見て、酸味や塩気を追加。
★このなますがけっこうおいしくて、大量に作り置きしても便利です★
食べやすい大きさに切った豚バラ肉を熱湯でしゃぶしゃぶにし、ザルにとって水気を切る。
ヌクマムとスイートチリソースを各大さじ3以上入れて和え、レモンの輪切りも加えておく(レモンは絞ってもOK)。
※サンドイッチにするので味付けは濃い目が美味ですよ!
バゲットは完全に切り離さないように切り込みを入れてから、オーブンかトースターで軽く温めておく。
まずはレバーパテをバターナイフでしっとりと塗る。
※パテは市販品で十分です!
イチオシはライフや成城石井で売っている「BUTZ(ブッツ)デリカテッセン」の豚レバー。
安くておいしい(くせがない!)ので、トーストしたバゲットに塗るだけでも美味です!
https://www.seijoishii.com/d/93437
薄くスライスしたきゅうりをパテの上に並べ、マヨネーズをぬる
ビアサラミ(半分に折ってのせる)→紅茶鴨の薄切り
※ビアサラミじゃなく普通のハムでもよいのですが、ビアサラミのほうがベトナムハムに似ているのです。
おすすめは、プリマハムの「ビアソーセージ」。
紅茶鴨も市販の鴨スモークでよいです(鴨はなくてもOK)。
※うちはどちらもライフで買っています〜。
続いて、豚しゃぶをはみだすくらいにたっぷりと!
※ここで牛肉を入れるか豚肉を入れるかは自由ですが、いろいろやってみた結果、脂身多めの豚バラ肉を軽くしゃぶっとしたやつが好みでした。
茹でた海老や魚のすりみのフィッシュボール、目玉焼き・オムレツなんかをのせる屋台もハノイでよく見かけます。
先ほど作っておいたなますもたっぷりと。
※なますが入らなければバインミー感が出ません。
具材の足し引きは自由ですが、レバーパテとなますはぜひともぜひとも入れてください。
手でちぎったイタリアンパセリを適量のせる
なますや豚しゃぶをつくったあとのたれが残っていたら、最後にまわしかける
※日本のお店ではパクチーが多いですが、わが家は全員苦手なのでイタパセを。
(ベトナムでは多様なハーブを使うのでパクチーだけが目立って使われるわけではありません)
ちなみにイタパセは使い道が豊富なのでベランダに植えています。
でーきた!
めちゃくちゃおいしいですっ!!!
なますは簡単だし作り置きも可能。豚しゃぶもすぐにできちゃいますよっ。
パテやハム、鴨などはおいしくて安価な市販品を探しておけばこれまた手軽!
工程が多そうに思えるかもしれますが、けっこう簡単にできちゃいます。
ヌクマムとスイートチリソースは必須なので、お宅にない!という方はぜひ1本どうぞ。
日持ちするし、いろいろ使い回せます。
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます