未開封の状態で、薄力粉・中力粉は1年、強力粉は6カ月とされています。ただし開封後は、これらの賞味期限に関わらず、適切な保存方法で早めに使い切るようにしましょう。
袋の説明書きに、「高温多湿の場所、直射日光を避けて保存」とされており、これらの場所でなければ常温での保管が可能です。
ただし袋のまま常温で保管すると、湿気やダニなどの害虫が入り込む為、必ずしっかり袋口を閉め、密閉できる容器で保管しましょう。
特にダニは小さな隙間からも入り込み、小麦粉内で繁殖します。それを食べることで、アレルギー反応を引き起こし健康に被害を及ぼす事にもなりますので、特に注意が必要です。
冷蔵庫での保管は、小麦粉を取り出した際、温度変化によって結露が発生し、カビの原因となったり、冷蔵庫内の臭いが移ってしまうことがある為、メーカーでおすすめする保管方法ではありません。
小麦粉は、油を吸着させる働きがあります。そのため、油汚れのお掃除に効果を発揮します。
コンロ周りの油汚れに小麦粉を振りかけ、しばらく置いておき、布や雑巾などでふき取ると、小麦粉が油を吸着し消しゴムのカスのようにポロポロと汚れを取ることが出来ます。
コンロ周りの掃除と同じように、こちらも小麦粉を振りかけ、しばらく置いておきましょう。
換気扇フィルターの場合は、小麦粉を振りかけ油汚れを吸着させてから、乾いた古歯ブラシなどで小麦粉ごと汚れを掃き落とすと、大体の油汚れを落とすことが出来ます。汚れが落ちたら、中性洗剤でフィルターを洗い、熱めのお湯で洗えば綺麗になります。
換気扇の場合は、外せる部品を外し、同じように小麦粉をまんべんなく振りかけて油を吸着させます。小麦粉が油を吸着して色が変わったら、布やブラシで汚れをこそげとりましょう。もし汚れが酷場合は、小麦粉の量を多めに振りかけ調整するといいでしょう。
揚げ物をした後の油の凝固剤として、小麦粉を代用することが出来ます。油があたたかいうちに油と同量の小麦粉を入れてかき混ぜると固まってきますので、それを新聞紙などで取り除き処分すればOKです。
また油をたくさん床にこぼしてしまった際、小麦粉をたくさんふりかけ放置しておくと、小麦粉が油を吸着し粘土のように固まり、布や新聞紙でふき取るよりも綺麗に取り除くことが出来ます。
子どもが大好きな粘土ですが、小麦粉で作ることが出来るのをご存知でしょうか? 作り方は簡単で、少し塩を入れた小麦粉にほんの少しサラダ油を入れ、小麦粉の硬さを見ながら水を入れてこねます。色を付けたい場合は、粘土に食紅を少しつけて均等に色が付くまでこねましょう。使っている物が食品なので、子どもが安心して遊ぶことが出来ますよ。
掃除などで使った小麦粉は、排水溝に流さないようにしましょう。小麦粉と水が混ざると固まり、排水溝を詰まらせてしまいます。その為、必ずゴミとして処分してください。
料理に欠かせない小麦粉ですが、料理以外にも様々な活用法がある事をお分かりいただけたと思います。もし、小麦粉の賞味期限が切れ、処分を考えていらっしゃる方がいれば、是非ご紹介した活用法をお試しください。
ライター:タスカジさん 初穂さん
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