エアコンの臭いの原因の8割は、エアコン内部に発生したカビだと言われています。
エアコンは内部にホコリが溜まったり結露ができたりしやすく、湿度が高い環境を好むカビ菌が、ホコリなどを栄養源にして繁殖しやすい環境にあります。
ひどいカビの場合は、臭いだけではなく、カビ菌による咳喘息や肺の病気の原因となることもあるので、エアコンクリーニングを行うなどの早急な対策が必要です。
また、カビの臭いの他にも、キッチンからの油分を含んだ水蒸気や、食品の臭いを吸い込むことで臭いがする場合や、タバコの煙、汗などが臭いの原因になっている場合もあります。
運転開始直後は、内部に溜まっているカビの胞子が一気に外に放出されます。そのため10分程度は窓を開けて、カビの胞子を外に逃がせば、部屋にはそれほどカビの臭いがこもらないはずです。
窓を開け、エアコンを高温に設定して送風運転を一時間以上行いましょう。乾燥に弱い性質があるエアコン内部のカビ菌のほとんどを死滅させられます。
冷房にしたときに臭いを感じた場合は、設定温度を27度以下の低い温度にしてみてください。気温が低いと臭いの成分が空気中に蒸発しにくくなり、嗅覚に届く臭いが少なくなるため、臭いを感じにくくなります。
自分でエアコン掃除をしてみたけれど、臭いが解消されないという場合は、分解しないと掃除ができないような奥の奥までカビ菌が蔓延している可能性が高いです。
エアコン内部は複雑なので、素人が分解をして掃除をしようとすると、元通りに組み立てができなくなったり故障したりしてしまう恐れがあります。
無理をせずに、プロのエアコンクリーニングに依頼しましょう。
業務用の洗剤と高い技術でエアコンの奥の奥まで徹底的に洗浄してくれるので、臭いを根本的に解決できるはずです。エアコンを常に清潔な状態で使用するためには、年に一度はプロによるエアコンクリーニングがおすすめです。
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