日中は、布団を敷いていたスペースを有効的に活用することができます。布団を敷く際もベッドに比べるとスペースをとらない点も見逃せません。お部屋のスペースにあまり余裕がない場合は、大きなメリットといえるでしょう。
布団で寝起きする際、布団を上げ下ろしする際、どちらも足腰を動かすことになるため、自然と足腰が鍛えられることになります。足腰は、日頃からよく動かして鍛えておかないと加齢とともにどんどん衰えてしまうようです。布団で眠る限り、毎日、足腰を鍛えることができます。
ただ、すでに足腰の衰えが気になる高齢の方にとっては、足腰に負担がかかるため、逆にデメリットになるとも考えられます。
布団を敷くスペースさえ確保できれば、自由に寝る場所を選べることができます。ベッドの場合は、そうはいかず、通常、寝る場所は、ほぼ固定されてしまいます。
特に忙しい朝は、いちいち布団を仕舞うのが面倒に感じるものです。また、夜、疲れていて一刻も早く横になりたい時に、布団を敷いて寝床を整えなければならないのは、面倒で煩わしいことに思えるでしょう。
ただ面倒だからと敷きっぱなしにすると、布団のメリットが損なわれるだけでなく、カビの繁殖を招く怖れも出てきます。
床上30センチ程度の高さが、最もホコリの多いといわれています。ベッドよりも布団の方がこの高さに近いため、布団の方がホコリを吸い込みやすいと考えられます。
床に近い分、床の温度の影響を受けやすく、特に冬は、ベッドよりも、冷気が伝わり寒さを感じやすくなります。
寝る場合も起きる場合も、ベッドに腰かけてから、次の動作に入ることができるため足腰への負担が大幅に軽減されます。
ベッドは、布団の上げ下ろしが不要なので、上げ下ろしにかかる手間を省くことができます。また、通常布団は敷きっぱなしの状態になっているので、いつでもすぐに横になれる点もメリットといえそうです。
ベッドで横になる高さは、通常ホコリが一番多いといわれている床から30センチの高さよりも上になります。その分、睡眠中もホコリの影響を受けにくいと考えられます。ホコリによるアレルギーが気になる場合などは、大きなメリットといえるでしょう。
ベッドにスペースがとられるため、どうしても部屋が狭くなります。特にお部屋のスペースに余裕のない場合は、このデメリットは大きいといえるでしょう。
例えば、引っ越しの際に、ベッドを運搬するのはかなりの労力です。また、大きなベッドの場合は、引っ越し先の玄関や部屋の入り口に、入りきらないという心配も出てきます。処分する場合も、各自治体によって細かなルールが異なるため、確認する必要があります。料金が発生する場合もあるようです。
布団とベッド それそれのメリットとデメリットについては、ご理解いただけたでしょうか?布団にせよ、ベッドにせよ、各ご家庭の事情と照らし合わせて、最適と思える方を選ぶのが一番といえそうです。
ライター:sion
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