エアコンをつけたとたんに嫌な臭いがするのは、エアコンの送風口から、冷気と共に、嫌な臭いも送り出されてしまうからです。エアコンは、室内にある空気を内部に取り込んで、その空気を冷やしてから、また室内に送り出すという仕組みになっています。
室内にある空気を取り込む際に、空気中に含まれる雑菌やカビの胞子、部屋に充満していた臭いなども一緒に取り込まれることになります。特に空気と一緒に取り込まれた雑菌やカビは、エアコンの嫌な臭いの最大の原因になります。でそれらの雑菌やカビは、エアコンのフィルター部分に繁殖して、悪臭を放つことに!
その悪臭が、エアコンをつけたとたんに、冷気と一緒に、部屋中に一気に吐き出されることになるわけです。
エアコンの臭いが気になった場合、すぐにできる対処法として、以下の方法を試してみましょう。
1.換気する
エアコンをつけたとたんに、エアコン内部にこもっていた悪臭が一気に吐き出されることになります。そのため、エアコンをつけてからしばらくは、窓を開けて、悪臭を外に逃がしましょう。換気する時間は、10分程度が一応の目安ですが、様子を見て適宜、調整しましょう。
2.設定温度を下げる
設定温度を下げると、エアコンの内部の温度も下がるため、悪臭の発生を抑えることができるため、その分、臭いが気にならなくなります。
3.エアコン専用の消臭スプレーを使用する
エアコンの吹き出し口やフィルターにスプレーすることで、悪臭の原因となるカビや雑菌の繁殖を抑えることができます。
上記でご紹介した対処法は、あくまでも応急措置で、嫌な臭いを根本的には解消することができません。 嫌な臭いを防ぐためには、やはりエアコンのお手入れが欠かせません。
以下の手順に沿ってお手入れを行いましょう。
1.エアコンのフィルターを取り外し、付着したほこりを掃除機で吸い取ります
2.洗剤でフィルターを洗います
3.フィルターを水でよくすすぎ、洗剤分を洗い流します
4.水気をよく拭き取って完全に乾かします
5.エアコンの送風口の汚れを落とします
フィルターを乾かしている間に行いましょう。雑巾や古ブラシを使って、送風口に付着した汚れをきれいに落としておきましょう。その際、エアコンの外部全体の汚れもさっと拭き取っておきましょう。
あとは、乾いたフィルターを元に戻せば、お手入れは完了です。
エアコンの気になる臭いの対処法と正しいお手入れについてご紹介しました。正しくお手入れしているのにもかかわらず、臭いが気になる場合は、フィルター以外のエアコン内部にカビや雑菌が繁殖している心配があります。その場合は、専門業者によるエアコンクリーニングを検討しましょう。
ライター:sion
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