「新生児聴覚検査」とは、難聴などの耳の聞こえの具合を早期発見するために行われる“新生児向けの聴覚検査”のことです。この検査を受けることによって、万が一赤ちゃんに生まれつき難聴があったとしても、生後数日の早期に発見することができ、早い時期から適した処置を受けることが可能になります。
赤ちゃんは、周りの人の声掛けなどを通して健やかに成長していきます。もし新生児聴覚検査を受けずに難聴を見逃した場合、適切な治療を受ける機会を逃してしまうことになる恐れも。一方で、たとえ難聴があったとしても、早期に発見し早い時期から適した対処を行うことができれば、コミュニケーションの形成や言語発達の面で大きな効果を得ることができそうです。「新生児聴覚検査」は、出産後の入院中に、病院側から受けるかどうかの打診をされるケースが多いようです。
検討してみるとよいでしょう。
ただし、難聴は先天性のものだけではなく、生まれた後の病気によって起こることもあります。もし検査で問題がなかったとしても、赤ちゃんの耳の聞こえには継続して注意していきましょう。
東京都の市区町村において「新生児聴覚検査」は、これまで自費で行われていましたが、2019年4月1日以降生まれの赤ちゃんから、自治体による費用の一部助成がスタートしました。
助成を受けるには、「新生児聴覚検査受診票」が必要です。2019年3月31日までに母子手帳を受け取った人は、検査前に受診票を自治体に取りに行ったり、受診後に申請し補助金を受け取ったりするケースなど、自治体によって対応が違ったようです。2019年4月1日以降に母子手帳を受け取った人は、母子手帳やその他の受診票(妊婦健診受診票等)と一緒に配布されるケースが多いようです。
その他の都道府県では、すでに以前から始まっているところなど、実施状況は全国の自治体によってさまざまなようです。こちらも自治体のHP等で詳細を確認してみるとよいでしょう。
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます