脱毛時に起きる肌トラブルの1つに「毛嚢炎(もうのうえん)」があります。毛嚢炎は、毛穴の奥で毛根を包んでいる部分である毛包(もうほう)がブドウ球菌に感染することで起きる症状のことを言います。
毛包に軽いキズがついたり、皮膚が湿った状態が長く続いた場合やステロイド薬を塗っている際に引き起こされるとされますが、脱毛の刺激によっても起こる肌トラブルです。
症状としては、ニキビのような赤みが1つだけ現れることもあれば、あせものような赤いぶつぶつが数個から数十個できる場合もあります。
通常であれば痛みを感じることはありませんが、重症化すると白い膿がたまって「白ニキビ」のようになってしまい、痛みやかゆみを伴うことがあります。
ただし、この時にステロイド剤などを使って毛嚢炎を治そうとするのは危険なので注意が必要です。
ステロイド剤は毛嚢炎に効果があるため、試してみたいと考える人もいるでしょう。しかし、症状や塗る部位に合ったものを使わないと、治すどころか毛嚢炎を増やしてしまう原因になってしまうので注意が必要です。
引用:脱毛後のニキビ、毛嚢炎かも!? その原因と事前・事後の対策をご紹介!(脱毛LOVE)
次の項目から、自分で行える正しい毛嚢炎のケアを紹介していきますが、お肌を第一に考えるのであれば、悪化させない為にも上記のような間違ったケアをしない事が大切です。
毛囊円はニキビと見た目が似ているため、ニキビだと勘違いして潰してしまう人もいます。
しかし、毛嚢炎を潰すことは絶対に避けなければなりません。潰してしまった場合、他の菌が入り込んで症状が悪化する恐れがあるからです。
毛嚢炎のケア方法ですが、数や範囲が少ない場合は患部に他の菌が付かないように清潔に保っておけば、3日程度で自然と治癒します。また、市販薬を使った対処法もあります。
オロナインは殺菌・抗菌作用があるため、毛嚢炎の改善にはかなりおすすめ。クロルヘキシジングルコン酸塩液という有効成分が入っているおかげで、毛嚢炎の原因となっている細菌の撃退効果が期待できます。
引用:脱毛後のニキビ、毛嚢炎かも!? その原因と事前・事後の対策をご紹介!(脱毛LOVE)
ただし毛嚢炎の数が多かったり範囲が広い場合には、自力でケアするのが難しく悪化する可能性が高いです。
5日ほど自分でケアしても治る気配がない場合には、皮膚科や施術を受けたサロンへ相談し、専門医の治療を受けることをおすすめします。
脱毛をすることで毛が細くなるのではなく、逆に太くなってしまう「硬毛化」という現象が起こることもあります。
硬毛化は、レーザー脱毛や光脱毛を行った場所の毛が刺激されることにより、脱毛する前よりも太くなったり長くなってしまう現象のことです。
詳しい原因については、科学的には解明されていません。ただ、脱毛器の熱量が関係している可能性が高いと言われています。
脱毛は黒い毛の色に反応させて毛根を弱らせていきますが、この時、産毛や細い毛は太く小池に比べて十分な熱が与えられない場合があります。
こういった弱い熱はかえって周辺組織の活性化を促してしまい、硬毛化を引き起こしてしまうと考えられます。事実、硬毛化が発生する部位は産毛や細い毛がある背中やうなじ、首回りなどに限定されるようです。
硬毛化が起きた場合は放っておいても毛量や太さは変わりませんので、追加で脱毛を受けなければなりません。
サロンやクリニックごとに対処が異なりますが、より強い照射パワーでの脱毛マシンを用いて確実に脱毛を行うなどの方法がとられます。
この追加の施術ですが、硬毛化の保証がついているクリニックであれば無料で受けられます。ただサロンなどでそういった保証がない場合は追加料金を払わなければなりませんので注意してください。
ニードル脱毛で確実に脱毛してしまうという方法もありますので、スタッフさんと相談しつつ適切に対処していきましょう。
脱毛前後にお酒を飲むことも禁止されています。飲酒をすると血行が良くなり、脱毛時に痛みを感じたり赤みが出てきたりするのです。気分が悪くなる可能性もありますよね。
特に、ワキのような大きな血管の近くの部位は肌の赤みが出やすくなります。せっかく脱毛をしたのに肌が荒れてしまうと意味がありませんよね。
サロンによっては来店時に「前日にアルコールを摂取していないか」尋ねられるお店もあります。この時にもし前日に飲酒をしていた場合は、きちんと申し出てください。
それにより施術を受けられない場合もありますが、肌荒れを防ぐための対策なので正直に申し出ることが大切です。
脱毛前だけでなく、脱毛後も飲酒は禁止されています。急激に血行が良くなると、脱毛前に飲酒した場合と同様の理由で、赤みや腫れが出やすいからです。
また入浴や激しいスポーツが禁止されているのも、急激な血行促進が起こりやすいからなんです。
もし赤みが出るといった肌トラブルが生じた場合は、まず軟膏を塗布してください。塗ってしばらくしても良くならない場合は、氷で冷やすことをおすすめします。
施術時にもジェルなどで冷却しますよね。この方法と同じように行うことで、赤みや痒みを改善することが可能です。
脱毛後のセルフケアも怠ってはなりません。脱毛をすると肌が乾燥しやすくなるので、保湿クリームなどを塗り、肌を保護してあげましょう。
忘れがちなのがワキやVラインなどの見えない部分ですが、ここもしっかりと保湿をすることで脱毛の効果が高まります。
顔など普段ケアを行っている部位は問題ありませんが、それ以外であれば忘れてしまいがちな保湿。脱毛後に良いと言われている保湿クリームは以下のような物が良いと言われています。
アフターケアを行う際は、保湿作用の高いものや抗炎症作用のあるものを選ぶと効果的なのでおすすめですよ。引用:脱毛について完全理解!脱毛前後で知りたいこと、全部まとめました!(脱毛LOVE)
またサロンに行くと専用の保湿クリームが販売されています。値段は少し高めですが、より脱毛の効果が得られる商品になっています。特に冬は乾燥しやすいので、セルフケアを忘れないようにしてください。
万が一ここまでご紹介してきた肌トラブルが生じた場合は、必ず施術したサロンやクリニックに相談をしてみましょう。
脱毛を受ける前には必ず注意事項の説明がありますが、もし肌トラブルが起こった際のアフターケアや相談も受け付けています。
脱毛のプロですから、相談をすることで適切な対処を受けられます。黙っていて相談をせずに脱毛を続けるのは双方にとって良くないのでやめましょう。
脱毛は毛が抜けてきれいになるというメリットだけではなく、さまざまな肌トラブルのリスクがあることもわかりましたね。
その種類も毛嚢炎や硬毛化などの防ぎづらいトラブルから、肌質や不注意による赤み・かゆみなどの軽いトラブルまで多岐にわたっています。
また、そのようなトラブルになった時にサロンやクリニックによって保証があったりする店もあるので、事前にWebなどで情報収集し、肌トラブルに強い店選びをすることで安心して施術を受けられる状態にするのも大切です。
また、普段の保湿ケアや少しの注意で防げるトラブルもありますので、サロンやクリニックで指示された注意事項はしっかりと守り、安全に脱毛が進められるよう心がけましょう。
〇脱毛におけるよくあるトラブルは「毛嚢炎」「硬毛化」「脱毛後の飲酒による炎症」
〇炎症が起こったらサロンや医療機関にすぐ行くべき
〇脱毛中は保湿ケアを忘れずに!
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