羽毛布団にも素材によって家庭で洗えるタイプとそうでないものが混在しているので、まずはお手持ちの羽毛布団がどのような洗い方に対応しているのかを洗濯表示タグで確認してみましょう。羽毛布団に限らず衣類などの布製品はこの洗濯表示タグで洗濯方法が明示されています。皆さんがよく目にするものだと水洗い、手洗い、ドライマークなどの表示になるでしょう。羽毛布団の場合はまず「手洗いマーク」に注目しましょう。手洗いマークは洗濯おけに水が張られたような印でこのマークに×印が付いている場合は手洗い不可、つまり家庭の洗濯機やコインランドリーでは洗えないタイプの羽毛布団という事になります。このような場合は無理をせずに専門のクリーニングに任せましょう。
■洗濯機のコースをチェック
羽毛布団を自宅の洗濯機で洗う場合はまず洗濯機の取り扱い説明書に目を通し、「毛布コース」または「大物洗いコース」の欄で羽毛布団に対応しているかを確認します。羽毛布団が手洗い可能なものでも洗濯機が対応していない事には洗えません、トラブル回避の為にも必ずチェックしましょう。
■埃・汚れを落とす
次に、羽毛布団をベランダではたくなどして軽くホコリや汚れを落として落とします。目立つ汚れがある場合にはおしゃれ着用の洗剤を400倍程度に希釈した洗剤液を柔らかいスポンジに染みこませて羽毛布団の汚れた箇所に馴染ませておくと効果的に洗浄可能です。羽毛布団はデリーケートなので洗濯機に投入する際も出来るだけおしゃれ着用の洗剤を使用しましょう。
■洗濯ネットに入れる
洗濯機に入れる時には傷んだり破けたりしないように洗濯ネットに入れるか、洗濯キャップを付けておきます。ネットに入れるのであれば三つ折にして、汚れが目立つ面を外側にしておきましょう。あとは洗濯機の毛布コースもしくは大物洗いコースを押して洗剤をセットして洗い上がりまで待機です。なお、布団が水に浮いてしまう場合は水が溜まり終わってから洗濯機を一旦停止して布団を5、6回程度手で押し込むとスムーズに洗濯出来ます。
脱水までの工程が終了したら羽毛布団を外に干す事になりますが、この干し方一つでも乾いた時の仕上がりが大きく変わってきます。
■風通しの良い日陰
布団の日焼けや羽毛の傷みを防止する為に干す場所は直射日光を避けて風通しの良い日陰を選びましょう。脱水が終ったらなるべく早く乾燥にかけます。物干し竿は2本使ってまたぐような形でかけると早く乾かす事が出来るのでオススメです。
■手でほぐす
布団を乾燥させている間に数回、偏っている羽毛を両手で優しくほぐしたり布団の端を持って軽く振って形を整えましょう。こうする事で乾燥した後に羽毛のふんわり感が損なわれません。神経質になる必要はありませんが、布団全体を軽くほぐしてあげるイメージでひと手間かける事で仕上がりがよくなります。布団を取り込んだ際に完全に乾ききっていなかったら部屋の椅子にかける、布団乾燥機を使用するなどしてしっかりと乾燥させてあげましょう。
自宅の洗濯機が対応していない、または羽毛布団が洗濯機に入らないけど自分で洗いたいという場合にはコインランドリーの出番です。コインラインドリーで羽毛布団を洗濯する際は他の布団と一緒には洗わないようにしましょう。とりわけ吸水率が高く重くなる綿素材の布団や毛布とは脱水時に回転するバランスが取れず乾きや仕上がりにバラつきが出てしまいます。羽毛布団を丸めてコインランドリーの洗濯槽が9割程度埋まるくらいがバランスの良い仕上がりになるので、持ち運べるのであればまとめて2、3枚の羽毛布団を洗濯すると効率的です。
サイズや厚みにもよりますが、一般的な羽毛布団をコインランドリーで乾燥させる場合の所要時間の目安は50分程度となっています。乾燥させている間に済ませる用事などを前もって整理しておきましょう。
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