ワーキングマザーが増える昨今、育児に、仕事に、家事に…と、ママは忙殺され、パパへの不満を募らせることも。専業主婦の場合も、24時間子どもと向き合うママは疲れ果て、産前と産後で夫婦関係が大きく変わったという話もよく耳にします。「ママの不満はわかる…でも、僕たちにも言い分がある!」。そんなパパの本音は一体どんなものなのでしょうか。
例えば、
「育児が大変なのはわかる。でも、仕事も大変」
「妻が毎日不機嫌で困る。せめて家庭は気の休まる場所であってほしい」
「手伝おうと思っても、やり方が違うと怒られる」
「一生懸命やっているのに、認めてくれない」
「育児や家事に意見すると、取り合ってもらえない」
など、パパもママと同じくさまざまな不満を抱えているようです。
子育て中は、パパもママも疲れています。毎日、怒涛のように過ぎていき、ベッドに入ってようやく眠れる瞬間が一番幸せを感じる、という人も。仕事、育児、家事…と、疲れを感じる原因はさまざまですが、「私は育児で疲れている!」「俺は仕事で疲れている!」と、張り合っていても解決しません。
「自分ばっかり我慢している」という意識をお互いに捨て去り、「もしかしたら、相手も自分と同じくらい疲れていて、大変なのかもしれない」と考えることから始めていきましょう。また、パパの中には、ママが子どもにかかりきりで自分に興味を持ってくれなくなったと寂しさを抱いている人も。たまには子どもを預けて、「パパ」「ママ」という役割から離れ、夫婦の時間を持つのもよいでしょう。
振り返ってみると、1980年代前後の日本では、男性が外で働き、女性が家を守るというのが一般的でした。その父親の姿を見てきたパパにとって、いざ自分が親になると「育児参加」「イクメン」という考え方が主流になり、戸惑いを抱えてしまうのも当然といえるでしょう。
会社で出世している上司には、専業主婦の妻がいて、仕事に専念してきたからこそ、今の地位を掴んでいるというケースも多いかもしれません。また、そういった上層部が、男性の育休取得に対して理解がないという話もよく聞きます。
まさに、今のパパママ世代は、時代が大きく移り変わる狭間に立たされているのかもしれません。大変さはもちろんありますが、子どもたちは、この時代を生きるパパママの姿を見て価値観を形成していきます。だからこそ、既存の概念を捨てて、外部から押し付けられるのではなく、自分たちらしいパパママ像を模索していけるとよいのではないでしょうか。
各自治体では、子育ての親を対象にしたイベントを多数開催しています。中には託児付きのものもありますので、夫婦で参加してみてはいかがでしょう?
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