この件について、疑問をお持ちの方もたくさんいらっしゃることでしょう。やはり、使用頻度、使い方やお手入れによって、相当大きな違いが生じるため、寿命については、明確な年数を提示しにくい、というのが本当のところです。
ただ、正しい使い方と正しいお手入れを行うことで、寿命を確実に延ばすことができ、逆にお手入れせずに使い続けていると、確実に寿命を縮めるということだけは確かです。お手入れせずに使い続けることは、衛生面にも問題が生じるため、その点も注意が必要です。
メーカーにもよりますが、故障して使えなくなった場合は、修理を受け付けてもらえるようなので、修理すれば、さらに寿命を延ばすことが可能になります。保証期間中なら、無償あるいは安価で修理してもらえる場合も多いですが、保証期間を過ぎている場合は、有償となり、修理するよりも新しいものに買い替えた方が安上がりになることも少なくないようです。
1.通電せずお湯が沸かない
まっすぐに置かれていない場合やコードの差し込み方に問題がある場合に、通電しないことがあるようです。ケトルの置き場所と、差し込みプラグを確認して、問題がない場合は、寿命と判断できます。
2.お湯が漏れる
本体のどこかが腐食して漏れ出ている可能性があります。
3.注ぎ口の劣化
ケトルの注ぎ口は、使用に伴って、徐々に消耗し、劣化により変形する場合があります。お湯が注ぎにくくなるなど、使い勝手が著しく悪くなる場合は、寿命と判断できます。
4.底がサビて緑色に変色している
底の部分は、毎回、使用中に強く加熱されるため、使用回数が増えるにつれて、サビが発生しやすくなるようです。サビの種類によっては、人体に有害な怖れもあるため寿命を判断して、買い替えたほうが安心です。
電気ケトルの寿命を延ばすためのお手入れとして、押さえておきたいのは以下の2点です。
1.使わない間は、中身を空っぽにして乾燥させておく
便利だからと中身を入れっぱなしにしていると、確実に、寿命を縮めることになります。できれば、使用後は、すぐに中身を捨てて、次に使うまで、空っぽの状態にして、乾燥させておきましょう。電気ケトルの中の汚れや変色を防ぐのにとても効果的です。
2.定期的にクエン酸洗浄を行う
手順は以下の通りです。
クエン酸粉末およそ30gをお湯で溶かしたものと、水をケトル内に満水になるまで入れます。
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いつも通りにスイッチを入れ、お湯をわかした後、その状態で2時間放置します。
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お湯を捨てます
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中をすすぐために、今度は、水だけを入れて、またお湯を沸かし、そのお湯を捨てれば完了です。
電気ケトルの寿命と寿命を延ばすためのお手入れについてご紹介しました。クエン酸粉末の代わりに、お酢(大さじ2)レモン汁(およそ1個分)などを使用することも可能です。
ライター:sion
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