炊飯器の寿命については、機種や使用頻度、使い方やお手入れの仕方によって、かなり大きなばらつきがあるようです。3年以内に寿命を迎えてしまう炊飯器もあれば、10年以上問題なく使える炊飯器もあるようです。
ただ、炊飯機の部品の保有期間は、各メーカーによって多少異なりますが、概ね6年が一応の目安となっています。そのため、6年以上使用している炊飯器が、故障した場合、修理したくても部品がないので、修理不可能となり、実質、買い替えが必要となります。
炊飯器の寿命が近づいている兆候は、炊きたてのごはんの状態で簡単にチェックすることができます。炊きたてのごはんが、以下のような状態の場合、寿命が近づいている兆候です。
・おかゆのように炊き上がる
ヒーターが相当に老朽化していて、加熱が十分にできないために起こる現象です。加熱機能が低下しているため、通常よりも出来上がるまで時間がかかる場合もあります。
・ごはんが硬めに炊き上がる
炊きたてのごはんを、しゃもじで混ぜたときや、口にしたときに、いつもより硬く感じる場合は、炊飯器の内釜の劣化により、温度センサーの機能が低下している可能性があります。
その結果、お米の芯が残った状態で炊き上がるために、硬く感じます。さらに老朽化が進むと、黒く焦げてしまう場合もあります。
・異臭が漂う
炊きあがりのごはんに異臭が漂う場合も、寿命が近づいている証拠です。炊飯器のお手入れを念入りに行えば解消する場合もありますが、解消されない場合は、ほぼ確定的です。
完全に寿命が来てしまうと、お米そのものが炊けなくなります。そうなる前に、寿命を知らせる兆候があらわれたら、速やかに買い替えを検討しましょう。
1.本体外側のお手入れ
炊飯器本体の外側は、埃等の汚れがたまりやすいので、なるべくこまめに、汚れを拭き取っておきましょう。フタの部分は、ごはんつぶなどもつきやすいので、念入りに汚れを取り除きましょう。市販の台所用アルコール除菌スプレーを直接スプレーしてティッシュで拭き取る方法が効果的です。
2.内ブタのお手入れ
使用後、毎回、取り外して汚れを取り除いておきます。水洗いした後、水気をよく拭き取る、市販の台所用アルコール除菌スプレーを直接スプレーしてティッシュで拭き取るなどの方法があります。
3.本体内側のお手入れ
使用後、内蓋やフタの接合部などの蒸気で濡れている部分をキッチンペーパーなどで丁寧にふき取っておきましょう。
・内釜でお米を研がない
内釜でお米を研いでもOKな場合もありますが、長持ちさせたいのであれば、やはり、内窯釜でお米を研ぐのを避けた方が賢明です。面倒でも、別の容器で研いでから、内釜に移すようにしましょう。
・保温機能はなるべく使わない
保温中は、当然、通電状態なので、その分、どうしても機能全体の劣化が進みます。やむを得ず使用する場合も可能な限り短時間に押さえましょう。
炊飯器の寿命を知らせるサインと長持ちさせるためのお手入れ方法をご紹介しました。使用後に毎回、中の水気を拭き取っておく、このひと手間を加えるだけで、お米の美味しさをキープすることができますよ。
ライター:sion
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