離乳食が始まり、いよいよ3回食に入る8か月から1歳ぐらいの頃になると、食べ物を手で直接触ってぐちゃぐちゃとこねたり、スプーンやフォークをわざと下に落としたりし始めます。
これがいわゆる「遊び食べ」と言われています。おっぱいの回数を減らしていることもあって、栄養の大半を離乳食から得るようになるので、ママとしてはしっかり食べて欲しいものです。
でも、この現象は赤ちゃんにとっての「成長の証」。手足がよく動くようになって、いろいろなものに興味が出てきたという証拠なのです。
赤ちゃんは、おもちゃとそうでないものの区別がまだつきません。
食べ物の触感が気になったり、物が落ちるさまが楽しかったり、それを見て驚くママの反応が面白かったりして、食べることを忘れて夢中になってしまうようです。
でも、ママとしては「栄養は十分取れているのか?」「なんで自分の子どもはこんな食べ方をするのか?」と気にしてしまうものです。
そのうえ盛大に散らかった後の片付けのことを考えると、ついイライラしてしまいますよね。
遊び食べをする赤ちゃんは、食べるよりも遊ぶことに興味が向いている状態。楽しいことを無理にやめさせるのは難しいものです。そこで、できるだけママのストレスが減るように工夫していきましょう。
【なるべく汚れないように工夫する】
ごはんは小さなおにぎりなどにして手づかみで食べやすくしてみる。テーブルの上に大きなマットをひくだけでも汚れは少なくなります。
赤ちゃんがひっくり返さないよう吸盤付の食器や、お皿とマットが一体化したものなどもあるようです。
【片付けが楽ちんな対策をする】
床にこぼすことを想定して、新聞やチラシ、レジャーシートを敷いておくのも有効です。水分も吸い込める乾湿両用のハンディ掃除機なども便利。床拭きロボットを導入するのも楽ちんですね。
【生活リズムを整えて、食事は決まった時間でする】
実はこれが一番大切なこと。だらだらといつまでも食べていると、食事と食事の間隔が短くなり、あまりおなかがすいていない状態のまま次も遊び食べに突入することに。
そうなると食欲がわかなくなるばかりか生活のリズムも狂ってしまいます。
食事の時間は15分から20分程度にして、遊び始めたら「ごちそうさまね」と声をかけて食事は切り上げてしまいましょう。
この時、間食させるのはNG。中途半端な時間に空腹を満たしてしまうといつまでも食事のリズムが整いません。
次の食事が楽しみになるように、時間の管理はしっかり行いましょう。
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