リュックの寿命は、素材、使用頻度、扱い方、お手入れの仕方などによって、かなり大きな違いが生じるようです。
また、人によって、リュックの寿命に対する捉え方も異なってきます。汚れや変色など、見た目が劣化した場合を寿命と捉える人もいれば、破れるなどして、リュック本来の機能を果たせなくなってしまった状態を寿命と捉える人もいるでしょう。前者のような捉え方をした場合、どうしても寿命が短くなります。
もちろん、どのようなリュックでも、こまめにお手入れして常にキレイな状態をキープすれば、確実に寿命を延ばせることだけは確かです。
リュックに使用されている素材によってお手入れ方法が異なってきますが、水洗い可能なリュックと水洗いできないリュックに大別できます。
水洗い可能であるかどうかは、リュックに付いているタグ(洗濯の取り扱い絵表示が記載されています)で確認できます。ナイロン、ポリエステル、コットンなどの素材は、通常、水洗い可能です。これに対して本革や合成皮革などの素材は、水洗い不可です。
さらに水洗い可能なリュックは、洗濯機で洗える場合と手洗いする場合に大別できます。いくつかのパーツに分解可能なリュックの場合は、洗濯機で洗えるパーツを洗えないパーツに分けられていることもあるので、その点は、ご注意願います。
部分的な汚れは、消しゴムを使えば、簡単にとれる場合があるので、まずそれを試してみましょう。ちなみに、この方法は、素材を選ばずにどのリュックにも有効です。
洗濯機で洗える場合
洗濯機に入れる前に、取り外し可能なパーツがある場合は、すべて外して本体だけにしておきましょう。
後は、型崩れを防ぐために、大きめのネットに裏返しに入れて、洗濯機の手洗いコースなどの優しく洗えるコースを選択し、脱水の設定は外しておきます。あとは、中性の洗濯用洗剤(おしゃれ着洗い)を投入してスイッチを入れればOKです。
手洗いが必要な場合
取り外し可能なパーツがある場合は、すべて外して本体だけにした後、ぬるま湯と中性の洗濯洗剤を入れた容器につけて、押し洗いします。
どちらの場合も、風通しのよい日陰に、逆さまに干して、十分に乾かせば完了です。
中身をすべて取り出した後、ふたを開けた状態で逆さまにして、中のゴミなどを落としておきます。
ブラシや乾いた布を使用して、全体の汚れを落としていきます。汚れやすい背中の当たる部分、底面、肩ひもの部分は、特に念入りに行いましょう。あとは、風通しのよい日陰に、ふたを開けた状態で逆さまにして、十分に乾燥させればお手入れ完了です。
リュックの寿命を延ばすお手入れ方法についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?寿命を延ばすためには、定期的にお手入れを続けることに加え、普段から荷物の詰め込みすぎには重々に気をつけましょう。
ライター:sion
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