圧力鍋の寿命は、圧力鍋の心臓ともいえる重要なパーツでもあるパッキンの寿命と密接な関係があります。パッキンは、ゴム製でできているため、年月の経過とともに、消耗が進み、徐々に劣化していき、やがて寿命を迎えます。パッキンの寿命は、それぞれのメーカーや、使用頻度や加圧時間などによって、大幅に変動するようですが、およそ1年が一応の目安とされています。
あくまでも目安なので、例えば玄米ごはんを炊く場合など、長い加圧時間を必要とする調理を、ほぼ毎日のように頻繁に行った場合、半年程度で寿命を迎える場合もあるようです。
ただパッキンを交換すれば、問題なく使用できます。多くのメーカーが、早めの交換を推奨していますし、交換用のパッキンも容易に入手できます。
しかし、中には交換用のパッキンの入手が困難な場合もあり、その場合は、パッキンの寿命=圧力鍋の寿命と考え、新しい圧力鍋の買い替える必要が出てきます。一概には言えませんが、どちらかといえば、ノーブランドで安価な圧力鍋のパッキンは入手が困難になる場合が多くなるようです。
寿命を過ぎたパッキンを交換せずにそのまま圧力鍋を使用するのは、圧力鍋本体の寿命を縮めることになるだけでなく、大事故に繋がる怖れがあるため極めて危険です。 そのため、パッキンの交換は、圧力鍋本体の寿命の長短に関わらず、安全に圧力鍋を使い続けるためには、絶対に欠かせません。
1.圧力がかかりにくくなった
2.圧力を上げてもすぐに下がってしまう
3.料理の出来がよくない
4.パッキンが変色している
5.パッキンが硬くて弾力性がない
6.蒸気が漏れる
上記の項目にひとつでもあてはまる場合は、一刻も早く、新しいパッキンと交換する必要があります。
調理後は、台所用の中性洗剤でよく洗います。特に、ノズル、安全装置、おもりの部分は念入りな洗浄が必要です。これらのパーツの洗浄が不十分な場合、圧料鍋本体が正常に動かない心配もあります。
さらに、使用前には、毎回、劣化や不具合がないかどうか、パッキンの状態をチェックしておきましょう。同時にネジのゆるみなどの本体のチェックもお忘れなく!
圧力鍋の寿命と安全に使用するためのお手入れ方法をご紹介しました。お手入れやチェックは、面倒に感じる場合もあるかもしれませんが、思わぬ事故につながる怖れがあるため、徹底して行うことが必要です。また、使用中に不具合を感じた場合は、使用を停止し、すぐにフタを開けずに、本体が冷めてから開けることを、くれぐれもご注意願います。
ライター:sion
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