卒園間近!気になる学童保育のあれこれ

卒園間近!気になる学童保育のあれこれ
投稿日: 2018年12月11日 更新日: 2020年8月18日
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共働き家庭にとって欠かせない学童保育。子どもが放課後や長期休暇を過ごす大切な場所となるため、そのサービス内容はしっかりと確認しておきたいもの。学童保育のサービス内容、利用条件、費用などを、公営と民営の違いをふまえて紹介します。

学童保育とは

学童保育とは、小学校の放課後に子どもの保育ができない家庭のためのサービスです。学童指導員が常駐し、宿題やおやつ、外遊びなど、子どもたちと一緒に過ごしてサポートしてくれます。小学校は保育園とは異なり、共働き家庭に合わせたスケジュールにはなっていません。保育園と比較すると下校時間が早い、春夏冬の長期休暇、平日の学校行事など、共働きなどで日中大人が在宅していない家庭にとって「学童」は大切な場所となります。

学童保育の利用条件~公営・共同保育の場合~

学童の運営母体は、大きく公営、共同保育、民営に分かれます。公営は、小学校に就学しており、保護者が共働きなどで日中在宅していない子どもが対象となります。入所にあたっては保護者の就労状況などを証明するものが必要となります。定員が割れる場合は入所選考があり、保護者の月の勤務日数や日の就労時間、子どもの学年、家族構成などが入所選考時の優先順位に影響するそうです。
また、原則小学校6年生までが対象となっていますが、定員を超える場合は、子育てが困難な家庭や低学年を優先して受け入れるところが多く、学年があがると学童を利用できなくなるケースもあります。施設が小学校内や比較的小学校に近い場所にあることと、料金は平均5000円から7000円と他の運営母体と比べると安いため、待機児童を抱えている自治体もあります。
共同保育は、保護者が設立して運営する学童保育です。小学生を対象とした共同保育の場合は、小学生全体が対象となりますが、施設によっては学区や学年を定めている場合もあります。
行政から運営費の補助を受けているところもあるものの、保護者の保育料でまかなわれる部分も多く、公営の学童に比べると平均1万円前後と少し高めとなります。保護者の協力も必要なため運営が大変な反面、保護者の思いを反映しやすいという利点もあるようです。

学童保育の利用条件~民営の場合~

民営は、就労証明書などが必要なく、公立私立問わず柔軟に利用できることが利点です。送迎や習い事の併設、早朝や夜遅くまでの預かりなど、サービスも多彩ですが、料金は平均50000円前後と公営などの学童に比べると高くなります。
公営の学童でも、自治体ではなく各施設に申し込む場合がほとんどで、施設ごとにサービスや料金、申込み方法なども異なるため、事前に利用可能なエリアの各施設の情報収集が必要となります。

学童保育での子どもたちの過ごし方

公営や共同保育の場合、基本的には学校が終わると子どもたちは歩いて学童に通い、学童指導員のサポートのもと、おやつを食べたり宿題をしたり遊んだりと自由に過ごします。18時までの預かりが基本ですが、中には19時まで延長可能な学童もあります。最近では、ダンスや英語、書道、親子遠足やお泊まり会、地域イベントへの参加といったカリキュラムを組み込んでいる学童も増えてきているようです。休校日や長期休暇の場合は、朝から通うことになるため、お弁当持参が基本のところが多いようです。
民営の場合は、学校や自宅との間に送迎バスを利用できるところが多く、専門の先生のもと英語の時間、ダンスの時間など、設定されているプログラムに参加して過ごすところが多いようです。中には会話はすべて英語というところも。夜遅くまでの延長も可能で、夕食やお風呂も対応してくれるので、両親とも帰宅の遅い家庭には大きなメリットです。

学童保育の申し込み方法

学童保育の種類や自治体によって申し込み方法が異なりますが、公営の場合、入学前の11月から2月くらいまでの期間に申込書を提出し、3月までに入室許可の通知が届くスケジュールになっているところが多いようです。施設によってサービスや利用条件などが異なるため、小学校入学の1年以上前から、住んでいるエリアの学童保育について情報収集しておき、利用を決める前に必ず見学に行きましょう。子どもたちの過ごし方、スタッフの対応の様子など、保護者自身がチェックすることが大切です。以下、おもなチェックポイントを紹介します。

□利用している子供たちの雰囲気
□スタッフの様子や目が行き届いているか
□長期休暇や独自の休校日、学級閉鎖時の対応
□おやつや食事の提供はあるか
□病気や怪我をした時の対応
□宿題などの学習指導があるか
□習い事の中抜けができるか
□父母会の活動があるか
□アレルギーの対応が可能か

共働き家庭の増加に伴い、学童保育も保育園同様に待機児童の問題を抱えています。早めにお住まいの地域の学童保育に関する情報収集を行い、放課後や長期休暇に子どもたちが安全安心に過ごせる場所を確保したいものです。


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