1.セレクトした調味料と下準備した肉や魚を合わせて漬け込む。
2.保存容器に入れ冷蔵後に入れておく。
3.時間をおいて、食べたい時に、漬け込んだ肉や魚に火を通す。
この3ステップだけで、冷蔵庫の中で肉や野菜を保存している時間が、食品が痛んでいく時間ではなく、調理時間に変えることができます!
スライスした牛肉、豚肉ならそのまま。
鶏モモ肉やむね肉ならば、から揚げ用の大きさに切るか、1枚で料理したい場合は、余計な筋などは取り除き、平たく切り目をいれ厚さを均等に。
魚は鱗を落とした切り身がおすすめ。骨は漬け込み前にできるだけ、抜いておきましょう。
基本の調味料は5つ。
・塩
・胡椒
・甘味
・酒
・油
(分量目安は、肉や魚、約200g程度に対して、塩小さじ半分、胡椒少々、甘味、酒、油は各大さじ1です。)
まず塩は余分な水分を抜き、旨味も引き出されます。
胡椒は臭み消し、砂糖やみりんやハチミツで風味や甘味を加えます。ハチミツには、食品の保湿効果や肉や魚を柔らかくする効果もあります。
酒は旨味が加わり、調理の仕上がりを早めてくれますが、酒によって個性があります。
日本酒はクセが無く他の味を邪魔しません。梅酒は、梅のクエン酸で肉や魚が柔らかくなります。白ワインはフルーティーで、洋食はもちろん、実は和食の時にも合います。赤ワインはコクがあるので強い肉料理の旨味を引き立たせてくれます。ただ、料理酒を使う際は、料理酒には塩分が加わっていることを忘れずに。酒は(スーパーなどで購入できる)安いお酒がオススメです。
油は必ず最後に加えましょう。油膜で調味料を閉じ込めてくれます。
油の種類は、和食には米油、洋食やイタリアンにはオリーブオイル。中華ならゴマ油と考えると楽ですね。
すりおろしのニンニクや生姜を加えても、さらに旨味がアップします。ニンニクなら、スタミナがつき、生姜なら爽やかな風味が加わります。
ミキサーやブレンダーなどで玉葱や人参もすりおろして加えると、より深みのある味になります。 (大=大さじ、小=小さじ)
■オニオンジンジャータレ+鶏モモ肉2枚
(塩胡椒少々、はちみつ大1、白ワイン大1、玉葱1/4個、生姜20g、ゴマ油小1)
■醤油赤ワインタレ+豚切落しや薄切りロース200g、
(塩胡椒 少々、みりん小1、醤油小1、赤ワイン大1、玉葱1/4個、人参20g、にんにく
10g)
・味噌マヨネーズタレ+秋鮭
(塩胡椒 少々、日本酒 ・はちみつ・みそ 各小1、マヨネーズ大1/2)
その他の調味料も加えると、バリエーションが広がります。
醤油、味噌、マヨネーズ、ヨーグルト、カレー粉、塩麹、バルサミコ酢、オレガノ、バジル……様々な調味料を加えるとガラリと味も変わり、マンネリ化をしません。
■タンドリーチキンタレ+鶏モモ肉2枚
(塩胡椒少々、無糖ヨーグルト200g、はちみつ小1、カレー粉小1/2~1、レモン汁小1、すりおろしにんにく小1、すりおろししょうが小1、醤油小1/2)
■味噌ゆず胡椒タレ+豚切落しや薄切り豚ロース 200g
(塩胡椒少々、みりん小1、日本酒大1、味噌、醤油 各大1/2、ゆず胡椒 小1/4)
■ハーブダレ+カジキマグロ 2切れ
(塩胡椒少々、すりおろしにんにく小1、白ワイン大1、バジル小1/2、オリーブオイル小1)
漬ける時間は一日以上を目安に。保存容器はポリ袋、チャック式保存袋、コンテナ式保存容器。冷蔵庫で4日ほどは保存でき、おいしく食べられます。
加熱はフライパンに油を敷いて、火を通します。肉の漬け込み調味料は一緒に加熱して煮詰めても美味しいです。魚の漬け込み液には魚の臭みが溶け出していますので、魚だけを加熱しましょう。漬けておくことで塩味は浸透圧でまろやかになります。味見をして味を調えましょう。
漬ける作業は自体は、一品に1分~5分。コツを掴むと手早くできますから、忙しい方はまとめて数品漬けるのがおすすめ。
例えば、週に2度、週末と週の半ばに3、4品漬けておくと、毎日、日替わりで漬け込んだ肉や魚の料理を食卓に出せますね。漬けて焼いただけで、手の込んだ味のメイン料理なります。
お弁当のおかずにも便利で加熱後は冷ましてから冷凍も可能。野菜を一緒に炒めたり、茹で野菜や生野菜を添えたりすれば、更に食卓が豊かになりますね。
ライター:ふたば
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