建築設計事務所の方にリノベーションをお願いしたのは、一つひとつ丁寧に対応してくれて、真面目さがにじみ出ていたから。実際にプランの作成~施工に至るまで、その印象は変わりませんでした。工務店が施工している最中には頻繁に足を運んでくれましたし、お薦めしてくれた工務店の方もとても丁寧な仕事をしてくれました。2ヶ月程度の工期中に3回ほど現地まで足を運びましたが、フローリングを1枚ずつチェックし、質の悪いものを弾いている姿を見て感心! 素人にはどれもきれいに見えるのですが(笑)。皆さんの志が高いのだろうなと思いました。
ちなみに、建築家さんとも工務店の方ともSNSで繋がっていますので、アフターケアも万全です(笑)。
ローンは物件を購入した会社にお願いをして、都市銀行で組みました。書類の数が多くて「何枚書かせるんだ……」と思ったことが印象に残っていますが、審査自体はあっさりと通りました。修繕積立金や管理費などを含めても、購入前の家賃よりも安い返済額で済み、助かっています。
実はこの直後に起業をしたんです。まだ実績のない会社を始めたばかりのタイミングだったとしたら、スムーズにローンを組むことができなかったかもしれませんね。
【写真】鍋パーティやクリスマスパーティなど、友達や親戚を招くことも多いリビング。上部に見える照明は夫人が北欧家具店で購入したそう。
リノベーションの費用は現金で支払うと決めていたため、予算を超えないよう調整をする必要がありました。工務店に工事金額の見積もりを出してもらう際、通常は解体工事がいくら、木工事がいくらというように工事種別で計算するそうです。しかし、今回は建築設計事務所の計らいで、居室ごとに計算をしてもらいました。金額を掛けるところと掛けないところの優先順位を明らかにしつつ、後から追加工事で対応できる箇所は今回手を付けないことで、予算内でのリノベーションができました。
リノベーションに関する記事はこちら https://magazine.aruhi-corp.co.jp/genre/114/
新居は75平米程度。リビングに隣接する和室をなくし、独立していたキッチンを対面式にして、ワンルームのような一体感のあるLDKに。料理をしながら家族と会話ができればと思ってお願いしました。引っ越して半年ほどで子どもが生まれましたので、寝かせながら家事などができて便利です。
壁一面オープン棚を設けたり、寝室を移動棚や可働間仕切りで仕切ったりと、様々なプランを考えて貰ったのですが、予算内に収めるために最低限の工事にとどめました。
廊下~LDに掛けて、パインの無垢フローリングを敷設。実家が桜の無垢フローリングを採用していて、無垢フローリングの良さは知っていましたし、ここは妥協せずに頑張りました(笑)。
【写真】洗面所はコストを抑えるため、シンプルな天板の上に洗面ボウルを設置してもらうだけにとどめた。下部はオープンにして既製品のボックスなどで収納。大きな鏡はNさん自身が購入して取り付けている。
失敗したのは、中古マンションを購入してから2週間くらいで給水タンクが壊れてしまい、最初から壊れていたのかが分からなかったこと。リフォームをする予定だったのでチェックを怠っていたのですが、始めから気づいていればもう少し金額交渉ができたかもしれないと思いました。
また、予算との兼ね合いで全室手を入れることができず、洋間2つは工事を見送りました。子どもが生まれて収納量も不足気味なので、いつか追加工事が出来たらいいなと思います。DIYで必要な場所ごとに収納を作るなど、自分たちでも手を加えながら、住み心地を高めています。
参照記事 https://magazine.aruhi-corp.co.jp/00000106/
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