臨月になると子宮の位置が少しずつ下に下がってきて、今までつわりや内臓の圧迫でなかなか食事を楽しめなかった人も食欲が出てきます。
しかし臨月こそもっとも太ってはいけない時期と言われています。ママが食べすぎて高血圧や高血糖になると赤ちゃんにも影響することがあるそう。また、この時期に太ってしまうと産道に脂肪がついてしまい難産の原因になるとも。
毎日体重を確認し、体調がよくお腹が張っていない時は、ウォーキングなどの軽い運動を心がけ、食べすぎと体重増加に注意しましょう。
臨月に入ったら、いつ出産の兆候が現れてもいいように、入院の準備は早めに整えておくことをオススメします。
入院に必要なものは大きなカバンにまとめて玄関など分かりやすい場所に置いておき、パートナーや親族などサポートしてくれる人にも、荷物の置き場所や入院の段取りについて共有しておくことが大事です。
また、出産後1か月は、母体をなるべく休めるために、免疫力が充分ではない新生児を連れての外出もさることながら、自身が外に出ることも控えます。
産後無理して外に出なくていいように、赤ちゃんとの生活に必要な衛生用品、衣服、日用品などは一通り準備しておきましょう。
産後の家事の負担を軽減するため、保存食や冷凍食品なども買っておくと便利です。
外出中にいきなり産気づく可能性もあります。
臨月の時期は旅行などの遠出を控え、いつ病院へ行くことになってもいいように、母子手帳、病院の診察券、健康保険証を必ず持って出かけましょう。
万が一の破水に備えてナプキンや大きめのタオルを携帯しておく人もいるそうです。
1人でいる時に妊娠の兆候が出た場合の交通手段としてオススメなのが「陣痛タクシー」。
出産を控えた人の病院への送迎を目的としているので、安心して利用することができます。通常のタクシーの場合、破水などで車内が汚れてしまう、移動中のトラブルについて責任が負えない、などの理由で乗車を拒否される場合もあるそう。
一方「陣痛タクシー」は、24時間年中無休かつ最優先で配車の対応をしてくれます。また、破水などのトラブルに備えてタオルやシートが常備されていたり、出産に関する講習を受けた乗務員が対応してくれたりと心強いサービスです。
事前に登録しておけば病院や自宅までの道を説明する必要もありません。登録無料かつ利用料金は通常のタクシーと同じで、支払いが困難な状態の場合は後払いが可能な場合もあるそう。
出産前後の健診でも利用できるため、ぜひ早めに登録しておくことをオススメします。
赤ちゃんが生まれると、しばらくは外出することも難しくなります。臨月は出産に向けて準備を整えつつ、パートナーや家族との時間を楽しむことも大切です。
赤ちゃんとの対面を楽しみに、充実した臨月を過ごしてください。
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