ハイターは、洗濯の際に使用する塩素系漂白剤のことです。ちなみに、ハイターは、花王株式会社の商品名(登録商標)ですが、塩素系漂白剤の代名詞的な存在となっています。
洗濯用としては、ハイターのほかに、ハイドロハイター、ワイドハイター、ワイドハイターEXパワーなど、数多くの種類が販売されています。
1.まずはハイターかワイドハイターかをチェック
ハイターだと思い込んでいて実はワイドハイターだったというケースは意外と多いようなので、念のためにチェックしておきましょう。
ハイターもワイドハイターも、どちらも洗濯用で、ハイターが付くから同じだと思いがちですが、ハイターが塩素系漂白剤であるのに対して、ワイドハイターは、酸素系漂白剤で、洗剤の性質が全く違っています。
ハイターは白物専用で、ワイドハイターは、白物に加え、色柄にも使える点も違っています。白物専用だけあって、漂白力は、ハイターの方が優れています。ワイシャツなどを真っ白に仕上げたい場合は、ハイターを、色柄物やデリケートな衣類を漂白したい場合は、ワイドハイターを選ぶようにしましょう。両方を用意して、衣類に合わせて使い分けるという方法も一案です。
2.洗濯表示マークをチェック
ハイターは、漂白力が極めて優れている分、使える衣類が白物に限られてしまいます。なんでもかんでもハイターを入れれば真っ白にできる、というわけではないということですね。
また、白物の衣類ならなんでもOKというわけではなく、ハイターが使えるかどうかは、それぞれの衣類についている洗濯物の取り扱い表示マークを確認する必要があります。ハイターが使用できるのは、無地の三角マークに限られるので、しっかりとチェックしておきましょう。
ちなみに、三角マークに、斜線のあるものは、ワイドハイター(酸素系漂白剤)の使用が可能です。三角マークに×印があるものはどちらも使用できません。
3.取扱いを要チェック
ハイター塩素系漂白剤であるハイターには、「まぜるな危険!」というマークが表示されています。これは酸性の洗剤と混ぜて使用した場合、人体に有害な塩素ガスが発生するためです。
ただ、酸素系漂白剤であるワイドハイターとハイターを混ぜてしまった場合は、塩素ガスではなく酸素が発生するため、危険ではありません。ただ、混ぜてしまうと漂白力は低下してしまうようです。酸素系の漂白剤入り洗剤と一緒に使用した場合も、同様です。
ちなみに酸性の洗濯洗剤は、実質、存在しないため、普通に洗濯する分には、混ぜてしまうリスクは低くなります。ただ、柔軟剤の代わりにお酢を使ったり、洗濯槽のお掃除のためにクエン酸粉末を使用する場合は、どちらも酸性の性質を持つため、混ざってしまうと塩素ガスが発生するリスクが高くなるため注意が必要です。
ハイターで洗濯する際の注意点は、他の洗濯用の塩素系漂白剤を使用する場合も同じです。注意点をしっかりと押さえておきさえすれば、ワイシャツなどの白物を真っ白に仕上げるのにとても重宝しますよ。
ライター:sion
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